みやじ の登城備忘録

2018.4月スタートの続日本100名城スタンプラリーをメインに活動をしています。お城の散策と同時に地元B級グルメも堪能します。


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上野・沼田城登城!続日本100名城57城目!五層の天守を備えた平山城~

沼田城

別名:霞城、倉内城、蔵内城。

所在地:〒378-0042 群馬県沼田市西倉内町594。

城地種類平山城

築城年代:天文元年(1532)。

築城者:沼田顕泰。

主な関連施設沼田市観光案内所(続日本100名城スタンプ)。

文化財史跡区分: 市指定史跡。

西櫓台跡

2017年4月6日の「城の日」に財団法人日本城郭協会が続日本100名城を発表しました。群馬県からは 名胡桃城と岩櫃城とここ ” 沼田城 ”が選ばれました。スタンプを押したうえで登城数をカウントしたいと思います。今回の ” 沼田城 ”をもって続日本100名城、登城57城目とします。2023.5.20.登城。

沼田城概要:

薄根川、片品川、利根川の三つの川に囲まれた地に、天文元年(1532)沼田顕泰によって築城されたと云われています。関東における要衝の地として、上杉・武田・北条らによる沼田の争奪戦が行われ、武田の家臣であった真田が手に入れることになりました。その後、北条の支配地になりますが、関ケ原の戦い以降、再び真田氏の支配地となりました。その後、土岐氏が城主の時に明治維新を迎え、沼田城は廃城になりました。

沼田市観光案内所

こちらに駐車して、続日本100名城スタンプとパンフレット等を入手してから登城します。内部に沼田城の縄張り模型があったので見てみます↓

 

へぇ~、こんな感じなんだ…。現在では公園化しているので、こちらのジオラマのようには感じませんでした。

 

公園案内図

観光案内所の他にも、東側に駐車場とトイレが完備されているようです。

 

 

観光案内所から歩いてすぐに、本丸跡へと到着します。現在では沼田公園となっており、本丸跡には西櫓台と石垣、そして堀の一部を見ることができます。

 

城内にある石

化粧が施されたこちらの大きな石は、江戸時代頃の物でしょうか?

 

本丸御門跡

こちらの本丸御門跡に関する説明版等はなく、資料も見当たらず…。

 

二の丸~本丸間の堀跡

現在、本丸の堀の一部が残っており、その姿を見ることができます。写真右手の石垣が真田氏時代の石垣である可能性があるとのこと。説明看板があったので見てみます↓

 

 

堀を囲む石垣はかなりの規模だったみたいですね。破却されてしまっているので、現在ではその姿を見る事はかないません。もう一つ説明看板があったので見てみます↓

 

 

この説明看板のとおりだとすると、相当見応えのある堀だったという事が想像できます。(見てみたかった)

 

旧生方家住宅

生方家は沼田藩の薬種御用達を務めた商家。補修を行いながら現在に至るらしい。説明看板があったので見てみます↓

 

17世紀末頃の建物で、東日本において最も古い町屋造り建築物のため、国指定重要文化財に選定されました。

 

沼田城天守

本丸の東にあったとされる五層の天守、その場所にはこちらの石柱が立てられています。

大手門沓石

大手門の柱を支える礎石の上に置き、その柱を入れる石、それがこちらの沓石で大手門付近からこちらに移されて置かれています。近くに沼田城に関する説明看板があったので見てみます↓

 

堀底から石垣天端まで8間(14.6m)あったとすると、石垣の高さが3間(5.5m)なので堀の深さは5間(約9.1m)という事になりますね。これはなかなかの代物ですね、天守ではなくこの堀を復元してもらいたい…。

 

利根英霊殿

沼田城天守はこの社の右奥にあったと云われています。

 

小松姫・信之像

小松姫は本田忠勝の娘で、真田信之に嫁いだ事で知られています。関ケ原の戦いに挑むことになった時、沼田城にいた小松姫沼田城に立ち寄った真田昌幸真田信繁を「たとえ父や弟であっても今は敵…」と、城内に入れず追い返し、気丈に振るまったと云われています。

 

鐘楼

現在、本丸跡には鐘楼が再建されており、真田信吉が鋳造させた城鐘(レプリカ)が取り付けられています。城鐘の実物(県の重要文化財)は歴史資料館に展示されています。

 

西櫓台・石垣

真田氏の改易により、城は破却され何も残っていないとされていたが、1997~2001年にかけての発掘調査により、石垣とそれに付随する石段が発見されました。近くに説明看板があったので見てみます↓

 

300年の時を経て再び往時の姿を現した石垣と石段は、修復し復元されて現在の姿をしています。

 

西櫓台の石垣

本丸西側のこの石垣は真田時代のものとされ、往時この上に二重櫓が建っていたことが上野国沼田城絵図」に描かれています。

 

この部分の石垣はどうなんだろう?

 

捨曲輪からの眺望

ここからは谷川岳武尊山、三峰山、戸神山、などの山々を眺めることができ、名胡桃城方面も見る事ができます。

 

スタンプ押印

スタンプ設置場所沼田市観光案内所。

スタンプの状態: " 普通 " 。

スタンプの印影:西櫓台の石垣と石段。

 

御城印

御城印販売場所沼田市観光協会

御城印のサイズ:通常サイズ。

御城印の値段¥:一枚300円。

 

上野・沼田城

見所ポイント西櫓台周辺の石垣石段土塁、等

駐車場沼田市観光案内所P-A(47台)城の東側P-B(23台)。

総評:現在の群馬県沼田市西倉内町に位置し、標高400m(比高70m)。利根川と薄根川の合流地点北東の河岸段丘上に築かれた平山城。北陸と関東を結ぶ街道があり、交通と軍事の要衝として重宝された沼田城。現在、城跡は一部の遺構が残る以外は公園化してしまっていますが、西櫓台周辺の石垣や堀など、往時を彷彿とさせる遺構を見る事もできます。そんな魅力溢れる沼田城に週末あたり訪れてみては いかがでしょうか。

 



 

 

 

 

 

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