みやじ の登城備忘録

2018.4月スタートの続日本100名城スタンプラリーをメインに活動をしています。お城の散策と同時に地元B級グルメも堪能します。


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上野 ・名胡桃城登城!続日本100名城58城目!小田原征伐の発端となった山城~

名胡桃城

別名:━。

所在地:〒379-1314 群馬県利根郡みなかみ町下津。

城地種類: 山城。

築城年代:明応元年(1492)頃。

築城者沼田市

主な関連施設:名胡桃城址案内所(スタンプ設置場所)。

文化財史跡区分: 県指定史跡。

三の丸方面を眺める

2017年4月6日の「城の日」に財団法人日本城郭協会が続日本100名城を発表しました。群馬県からは 岩櫃城沼田城とここ ” 名胡桃城 ”が選ばれました。スタンプを押したうえで登城数をカウントしたいと思います。今回の ” 名胡桃城 ”をもって続日本100名城、登城58城目とします。2023.5.20.登城。

名胡桃城概要:

利根川赤谷川の合流地点南西の段丘上に築かれた城で、標高430m比高50mの連郭式の山城。1589年(天正17)豊臣秀吉は「利根川を境として沼田城を含む東部一帯を北条に、名胡桃城を含む西部一帯ただし、赤谷川の左岸に限り真田に」という裁定を下します。ところが北条方の猪俣邦憲はこの裁定を破り、名胡桃城を攻略してしまいます。この事件をきっかけに、1590年(天正18)に小田原征伐が行われ北条氏は滅亡、その後名胡桃城は廃城となりました。

専用駐車場

ここは般若郭と呼ばれている郭跡で、縦約85m、横約55mの独立した郭となっています。元々は館跡だった可能性がありますね。

 

名胡桃城址案内所

こちらで続日本100名城のスタンプと御城印とパンフレットを入手する事ができます。

営業時間は(09:00~16:00)となっています。

 

 

こちらから城内へと入って行きます。馬出の跡があります、早速見てみましょう↓

 

馬出跡

三日月状に舗装されている部分が馬出のあった所です。馬出に関する説明版があったので見てみましょう↓

 

 

馬出の復元想像図があったので見てみます↓

 

 

これはなかなか良いですね、とても分かり易い。

 

 

三の丸西側の堀

三の丸西側の空堀となります、堀幅が結構ありますね。

 

三の丸

東西に細長い形をした郭となっています。近くに説明版があったので見てみましょう↓

 

 

幾度となく改変がなされているみたいですね。三の丸復元想像図があったので見てみましょう↓

 

 

よく出来ていますね、郭のイメージがしやすい。

 

二の丸へ

三の丸と二の丸とをつなぐ、こちらの木橋を渡り二の丸へと入ります。

 

 

三の丸~二の丸間にある堀切(西側)となります。良いですね、しっかりと整備されている感じです。

 

 

こちらが三の丸~二の丸間の堀切となります。二の丸虎口の説明版があったので見てみましょう↓

 

 

土塁もしっかりと復元され、食違い虎口と土塁で二の丸への堅固な侵入口を、見事に復元している感じです。

 

 

こちらが二の丸南虎口の復元想像図となります。これで三の丸の散策は終了、虎口を通過して二の丸内部へと進みます↓

 

二の丸

こちらが二の丸となります、結構広い感じです。近くに説明版があったので見てみましょう↓

 

 

こちらの郭には建物群が、けっこう立ち並んでいたみたいですね。例の復元想像図があったので見てみましょう↓

 

 

しかし、よく出来てるな、この復元想像図。

 

二の丸東・腰郭

二の丸の東側に付随するこちらの腰郭、その役割はどのようなものだったのか…。

 

二の丸・北虎口

二の丸北側にある虎口です、復元された土塁と土塁の間には門があったと思われます。

 

 

 

食違い虎口となっており、本郭と二の丸との間には大きな堀切があります。ここに二の丸北虎口の説明版があったので見てみましょう↓

 

 

こちらが二の丸北虎口の説明版ですが、何か不自然に感じた。通常、本郭側の虎口が厳重な守りの造りになるのに、ここ名胡桃城では二の丸側の虎口が厳重な守りの造りになっている点です。(これってもしかして…)

 

二の丸北虎口・復元想像図

なるほどね、イメージしやすいです。これで二の丸の散策は終了、本丸へと進みます。

 

本丸跡

こちらの本丸は東西約50m、南北約25mと二の丸や三の丸と比べるとやや小ぶりな郭となっています。近くに本丸の説明版があったので見てみます↓

 

 

この説明版を見て分かるとおり、本丸とされる郭の虎口はその造りがとても簡素にできており、二の丸北虎口の比ではありません。果たして本当にここが本丸だったのでしょうか?

 

 

これで本丸の散策は終了、ささ郭へと進みます↓

 

本丸~ささ郭間の堀切

こちらの堀切は、幅約12m深さ約6mの堀切となっています。ここにも例の想像図があったので見てみましょう↓

 

 

ささ郭の両側にあった土塁を、現在でも見る事ができるとの事だったので、見てみます↓

 

この草木が生い茂っている盛り上がりが土塁跡となります。この郭の両側がこのような感じなので、とても狭く感じます。これでささ郭の散策は終了、袖郭へと向かいます↓

 

袖郭から見る物見郭

袖郭はとても小さい郭で、その先に物見郭があります。

 

 

石柱と幟がある場所が「物見郭」となり、城域はそこまでとなります。これでいったん、本丸へと引き返します。

本丸からの景色

こちらが本丸からの景色となります。これで名胡桃城の散策は終了、次の城へと向かいました。

 

スタンプ押印

スタンプ設置場所:名胡桃城址案内所。

スタンプの状態: " 普通 " 。

スタンプの印影:?。

 

御城印

御城印販売場所:名胡桃城址案内所。

御城印のサイズ:通常サイズ。

御城印の値段¥:一枚300円。

 

上野・名胡桃城

見所ポイント本丸二の丸三の丸、馬出跡、堀切(空堀土塁食違い虎口、等

駐車場: 般若郭跡に数十台(城址専用駐車場)。

総評:現在の群馬県みなかみ町に位置し、標高430m(比高50m)。利根川赤谷川の合流地点南西の段丘上に築かれた山城。沼田城まで3kmの立地にあり、晴れた日には沼田城内を一望できるほどの場所となっています。現在、城跡は県指定史跡として、また大河ドラマの影響もあってか整備が進み、軽装でも見学が容易にできます。郭の形状も状態が良く、空堀や土塁も復元が進み、とても見応えがあります。そんな見応えのある名胡桃城に週末あたり訪れてみては いかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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