みやじ の登城備忘録

2018.4月スタートの続日本100名城スタンプラリーをメインに活動をしています。お城の散策と同時に地元B級グルメも堪能します。


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上野・岩櫃城登城!続日本100名城59城目!  関東三名城のひとつ・真田氏の居城~

岩櫃城

別名:無し。

所在地:〒377-0801 。群馬県吾妻郡東吾妻町大字原町。

城地種類: 山城。

築城年代:不明。

築城者:不明。

主な関連施設:平沢登山口観光案内所(スタンプ設置場所)。

文化財史跡区分: 町指定史跡。

岩櫃山

2017年4月6日の「城の日」に財団法人日本城郭協会が続日本100名城を発表しました。群馬県からは 名胡桃城と沼田城とここ ” 岩櫃城 ”が選ばれました。スタンプを押したうえで登城数をカウントしたいと思います。今回の ” 岩櫃城 ”をもって続日本100名城、登城59城目とします。2023.5.21.登城。

岩櫃城概要:

吾妻川北岸の岩櫃山中腹に位置しており、標高594m比高90m(案内所から本丸まで)の山城。吾妻地方を掌握していた斉藤氏と、真田氏がこの地をめぐり争奪戦を繰り広げたが、最終的には真田氏がこの地を治めることになります。天正10年(1582)真田昌幸岩櫃城へ勝頼を迎えようとしたが実現せず、武田氏は滅亡してしまいます。その後、真田信之の城となったが、慶長19年(1614)に廃城となりました。

岩櫃城駐車場

こちらは平沢登山口駐車場で、約70台駐車可能となっています。Googleマップで「平沢登山口駐車場」と検索すれば出てきます。

 

先程の駐車場すぐ近くにこちらの「沢登山口観光案内所」があります。

こちらで岩櫃城のパンフレットと御城印とスタンプがゲットできます。

 

登山口

先程の観光案内所から、これまたすぐ近くにこちらの登山口があります。基本的に看板や案内板が沢山設置されているので、迷う事はないと思います。岩櫃城の説明看板があったので、見て見ます↓

 

 

標高802mと書いてありますが、これは山頂の標高であり、岩櫃城本丸はその更に200m下方にあります。つまり本丸までなら約600mなので、この案内所からの比高は90m程度となります。

 

中城跡

山の中腹に、このような広い削平された曲輪が幾つも存在しています。

 

 

竪堀跡

暫く進むとこのような「竪堀跡」を登って山頂方面へ進むことになります。

 

 

途中、このような竪堀跡も見る事ができます。往時、いったいどれ程の竪堀があったことか…?

 

 

時間が無いので、どんどん登っていきます。

 

本丸南側の竪堀

これが南竪堀で、かなり下からここ(本丸直下)まで竪堀として掘られています。このまま上まで登り、二の丸を見に行きます↓

 

クランク形状の竪堀

本丸と二の丸との間に堀があるのですが、この堀がこのように屈折しながら竪堀として南側へと下って行きます。

 

 

撮影しているのは二の丸で、正面の切岸が本丸側となります。ここ岩櫃城において一番の見所ポイントではないでしょうか。

 

二の丸跡

本丸と比べると二の丸はかなり小さいサイズの曲輪となっています。完全に詰め城として、少人数での籠城戦を想定して造られている感じです。

 

 

こちらが本丸側から見た、二の丸とその間にある堀切となります。この堀切が屈折しながら南側へと竪堀として下って行きます。

 

本丸からみる竪堀

本丸~二の丸間の堀切が屈折しながら、竪堀として南側へと下っていくそのさまは、見ていて感嘆してしまいます。

 

岩櫃城本丸

こちらが岩櫃城本丸となります。本丸内に一段高くなっている場所が写真正面にあり、説明看板があったので見てみます↓

 

 

櫓台だったのですね。

 

 

いちおう城址碑と説明看板を収めておきます。

 

本丸北・桝形虎口

本丸の北西にあるこちらの虎口、そうです、桝形虎口となっているのです。この形状がいつからこうなのか?そこがとても気になります。ここ、本丸から西側(山頂)は段郭が幾つかあります、それらの曲輪を見に行きます↓

 

 

こんな感じで藪ってますが、曲輪と曲輪との間が、段差によって隔てられているのが見てとれます。これで岩櫃城の散策は終了。本来なら下城となりますが、せっかくここまで来たので、岩櫃山の山頂を目指して登山しようと思います↓

 

岩場を登る

岩櫃城本丸から山頂までは、比高約200m程の登山となります。

 

6合目の鎖場

こんな感じで、かなりアドベンチャー的な登山道が続きます。

 

一本槍

こちらが「一本槍」と言われている場所なのですが、何がどうして一本槍なのか?それに関する説明は何もありませんでした。

 

山頂到着

岩櫃城の山頂に到着しました!写真奥に見えるのが最高所の場所なのですが、当日は登山者が多く渋滞待ちの様子。待っている時間はないので、この場所もって、登山完了とします。

 

岩櫃山山頂動画


www.youtube.com

 

スタンプ押印

スタンプ設置場所:平沢登山口観光案内所。

スタンプの状態: " 優良 " 屋内管理で、かなり状態が良い。

スタンプの印影岩櫃山遠景。

 

御城印

御城印販売場所:平沢登山口観光案内所。

御城印のサイズ:通常サイズ。

御城印の値段¥:一枚300円。

 

岩櫃城ログ

時間:2時間22分、城跡と登山をしながらなので時間がかかりました。

距離:3.3km、城跡を全て見て回ると、この倍以上かかります。

標高・比高:(岩櫃城)標高は594m、比高は 90m。

      

広域

標高・比高:(岩櫃山)標高は802m、比高は305m。

 

上野・岩櫃城

見所ポイント本丸、二の丸、中城、竪堀堀切、土塁、各曲輪群屈折する竪堀、等

駐車場: 平沢登山口専用駐車場。

総評:現在の群馬県吾妻郡に位置し、標高802m(比高90m)の岩櫃山の中腹に築かれた山城。東~南の眼下に流れる吾妻川沿いに通っている街道の監視と、吾妻地域の城下町を管理するのに最適な場所とも言える場所に築城されています。縄張りは山腹の地形を利用した巨大で複雑な形をしており、放射状に施された竪堀群と雛壇状に展開する曲輪群が効果的に機能し、堅固な山城としての姿を今日に残しています。こんな見応え抜群な岩櫃城に週末あたり訪れてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

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