みやじ の登城備忘録

2018.4月スタートの続日本100名城スタンプラリーをメインに活動をしています。お城の散策と同時に地元B級グルメも堪能します。


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越前・大野城登城!越前における重要拠点・天空の城~

越前大野

別名亀山城、。

所在地:〒912-0087 福井県大野市城町3-109。

城地種類平山城

築城年代:1576(天正4年)以降か。

築城者:金森長近 。

主な関連施設越前大野天守(続100スタンプ)。

文化財史跡区分: 県指定史跡。

展望台からの大野城

2017年4月6日の「城の日」に財団法人日本城郭協会が続日本100名城を発表しました。福井県からは 玄蕃尾城・福井城・佐柿国吉城・ そしてここ” 越前大野 ”が選ばれました。スタンプを押したうえで登城数をカウントしたいと思います。今回の ” 越前大野 ”をもって続日本100名城、登城45城目とします。2022.5.4.登城。

越前大野城概要:

現在の福井県大野市、大野盆地の西にある亀山(標高249m)に築かれた平山城。1575年(天正3)、に織田信長の武将金森長近は越前平定の功績により大野郡を与えらえます。ここから数年をかけて大野城を築城し、城下町も発展させていきました。その後多くの城主が入れ替わり明治をむかえ、1968年(昭和43)にRC造りの復興天守が建てられ現在に至ります。

大野城登城口

駐車場は数カ所あるので、車を停める場所には困りません。

門の手前に城址説明看板があったので見てみます↓

 

 

車やバイクはもちろんですが、自転車もダメなんですね。

 

百間坂説明看板

往時、亀山山頂の本丸へと登城する武士達は、藩庁のある二の丸からこちらの百間坂を登り登城していたと考えられています。ではそのかつて藩庁のあったとされる二の丸跡を見てみましょう↓

 

現在は小学校とそのグラウンドになっています、かつてここには藩庁があり、武家屋敷等が立ち並んでいたのですね。ではここで現在の百間坂を見てみましょう↓

 

現在においてもその姿を見る事ができます。こちらの百間坂を登り山頂の曲輪跡へと向かいます↓

 

本丸の北東にある曲輪跡となります、現在は休憩所という扱いになっています。このまま西側に進んで行くと本丸となります、早速行ってみましょう↓

 

 

本丸のある主郭部に入るとすぐ、こちらの城址碑が現れます。すぐ後ろに石垣が見えますね、早速見てみましょう↓

 

本丸北東の石垣

野面積みなんだけれども…?何だろう、この「積みなおしました」感は…。

 

 

それでも苔が生えてきて、それっぽく感じます。

 

金森長近像

織田信長の武将として活躍した人物。天正3(1575)に信長から大野郡の3分の2を与えられ、大野城を築きました。その後、本能寺の変をへて豊臣秀吉に仕え天正14(1586)年に飛騨国を与えられて飛騨高山へと移り、その地で城と城下町を建造し発展させたと云われています。

 

大野城復興天守

夕方に訪れたらご覧のとおり、ド逆光でもうどうにもなりません。こちらの天守は昭和43年(1968)に旧士族の萩原貞氏の寄付をもとに、二重天守をRC造りで再建しました。

 

 

こちらの石垣は、そのほとんどが復興天守を建てる際に積まれたもので、近代に積まれた石垣となります。ただ、城の一部分の石垣においては往時の物が残っているそうです。

主郭北西の石垣

見事に積みなおされていますね、綺麗で素晴らしいです。(石は何処から持ってきたのかな?)

 

 

主郭西側の石垣となります。苔むした感じがとても近代による積みなおしには見えません。

 

 

横矢もしっかりと掛かっております。

 

お福池

こちらの池、金森長近の正室の名が付けられていると云われています。山頂なのですが、水が湧き出ているようです。

 

天守南東・石垣

そのほとんどが近代による積みなおしとされている石垣ですが、その肝心な現存の石垣部分が何処か分からない?…。困った事に看板等が何もないからだ、石垣を見てもいい感じに苔むしており、その判別は難しい…。これで天守周りの散策を終えて、天守内部へと入ります↓

 

天守からの眺望(東)

訪れた日はゴールデンウイーク真っ只中!天守内部へと入るのに15分待たされました。天守前に行列ができてるのは、犬山城・姫路城・松本城位かと思っていたので少しビックリしました。

 

こちらは天守南側となります、良いですね!大野の城下町がよく見えます。

 

 

え~、ド逆光のこちらが西側の眺望となります。ここ大野城には午前中に訪れる事を強くお勧めします、なぜなら天守等を撮る時に午後からだと逆光になるからです。

 

 

こちらが北側の眺望となります。当日は天候に恵まれ最高のロケーションでした。これで天守内部の見学を終了し、外へと出ます↓

 

 

これで大野城の散策をほぼ終了し、下城します。

 

南の城門

下城途中でとても雰囲気が出ている場所があったので、思わず一枚!良いですね、お城巡りの良い所は必ずしも遺構だけが素晴らしいわけではなくて、こういった何気ない景色や風景も楽しめる所も魅力のひとつですね。

 

ご当地自動販売

まだ設置されてそれ程時間が経っていませんね、真新しい感じがします。天空の城バージョンの自動販売機カッコいいです!

 

戌山城からみる大野城

10月下旬から12月初旬にかけて、天候に恵まれれば雲海に浮かぶ大野城を見る事ができます。

 

スタンプ押印

スタンプ設置場所大野城天守1階。

スタンプの状態: " やや悪 " インクが乗り過ぎてご覧の通り。

スタンプの印影大野城天守、午前中に訪れましょう。

 

大野城ログ

時間:58分とありますが、パパっと見学すれば0.5時間で行けます。

距離:1.4km、小さい山なのでこんな感じだと思います。

標高・比高:標高は246m、比高は71m(麓駐車場からの比高)。

 

広域

こうして見ると、戌山城と大野城の位置関係がよく分かります。雲海に浮かぶ大野城を撮影するには〇で囲まれた展望台から撮影します。

 

越前大野

見所ポイント:本丸、復興天守、登城道(百間坂)、石垣、池、等。

駐車場:城下駐車場が数カ所あり。

総評:現在の福井県大野市に位置し、大野盆地の西端に築かれた平山城織田信長の武将、金森長近が戌山城の東1kmの亀山に築城したここ大野城は、対上杉の防衛拠点として堅固な城造りをするのと同時に、城下町の整備も行いました。現在では開発等でその姿をはっきりと見る事はできませんが、登城道や本丸周辺等、見所のある 箇所も多数あり楽しむことができます。こんな北陸の小京都と呼ばれる ” 越前大野” に週末あたり訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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