ゴルゴンの登城備忘録

2018.4月スタートの続日本100名城スタンプラリーをメインに活動をしています。お城の散策と同時に地元B級グルメも堪能します。


お城巡りランキングクリックしてね!

葛山城(駿河国)登城! 今川・武田と仕えた国人衆の山城~

葛山城

別名: 無し。

所在地: 〒410-1103 静岡県裾野市葛山491(仙年寺の住所)

城地種類: 山城

築城年代: 不明?。

築城者: 葛山氏?。

主な関連施設: 麓に仙年寺、葛山氏館跡。

文化財史跡区分: 市指定史跡。

葛山氏墓所裏の登山道

f:id:Gorgon:20200810103759j:plain

千福城を攻略後、近くに " 葛山城 " という地元の方々によって、よく

整備されたなかなか見所がある山城があったのでご紹介。(2020.2.8)

葛山城

葛山氏は鎌倉期には御家人、室町期には将軍家奉公衆として駿河東部における名族であったとされています、戦国期には北条・今川・武田と領国を接するために、その後の大国同士の争いの中で従属先を変更するなどしてお家の存続に努めたとされています。

1560年(永禄3年)桶狭間の戦いの後、今川氏が没落すると武田氏に属し、武田信玄の六男が葛山氏の名跡を継いで葛山信貞となりました。

しかし、武田氏も滅亡すると葛山氏も没落し、葛山城も廃城となりました。

看板・縄張図

f:id:Gorgon:20200810151501j:plain

仙年寺の裏(北)の葛山氏墓所からも登る事もできますが、こちらの

案内版を見ると、やはり大手~二重堀切~本丸~二の丸~二重堀切~

西出丸と進んで見学したほうが良さそうなので大手まで移動しました。

 

大手登城口

f:id:Gorgon:20200810111041j:plain

 車でこちらまで来たのですが、駐車場はありませんでした。

小さい車が1台だけ停められるスペースがありますが、基本ここまでは

徒歩で来る事をお勧めします。

大雑把な緯度経度:35.205353, 138.895072 

 

大手曲輪

f:id:Gorgon:20200810112115j:plain

案内版には書かれていませんが、大手~東曲輪の間に位置します。

すでにこの時点で、しっかりと下草が処理されているのが分かります。

地元の葛山城址保存会の方達によって、とても大切に整備されています。

 

 

f:id:Gorgon:20200810112838j:plain

先程の大手曲輪から東曲輪へ向かっているところですが、ご覧の通り

しっかりと道が整備されているので、とても歩きやすい。

 

東曲輪

f:id:Gorgon:20200810113207j:plain

案内版には東出丸と書かれている部分となります。

東西に細長く尾根上に曲輪が展開しています。

 

二重堀切・一条目

f:id:Gorgon:20200810114157j:plain

案内版で一号堀と書かれている部分の堀切となります、現在はこんな

感じですが、往時はきっと凄かったはずです。

 

二重堀切・二条目

 

f:id:Gorgon:20200810113707j:plain

一条目と二条目の間から二条目の堀切を見てみます。

400年以上経過しているので、かなり埋もれている感じです。

 

f:id:Gorgon:20200810114929j:plain

城の西側(帯曲輪側)から二重堀切を見てみます、「素晴らしい!

の一言につきますね。(ここは見どころポイントですね)

 

帯曲輪

f:id:Gorgon:20200810115316j:plain

本丸の東側から南側まで、ぐるりと囲む形で帯曲輪が形成されています。

市指定史跡のわりには案内板等が、各曲輪に設置されているので初めて

来た人でも安心して見学ができるようになっています。

 

本丸土塁

f:id:Gorgon:20200810120257j:plain

案内版のの部分から見た本丸の土塁です、ここに設置されている階段

(入り口)は後から付けたものなのかな?

 

本丸

f:id:Gorgon:20200810121004j:plain

 広さ的には40m×25m位の広さでしょうか、二の丸と合わせると

それなりの広さとなります。

 

本丸からの景色

f:id:Gorgon:20200810130302j:plain

本来ならこちらの本丸から、ぐるりと周りを見渡せるのですが、山の

木々が元気よく茂っているので、この部分だけしか城山の麓を見ること

ができませんでした。

 

 

葛山城鳥瞰図

f:id:Gorgon:20200810131048j:plain

看板によると東西に約350m城域があると書いてあります、なかなか

の規模の山城です。

 

二の丸

f:id:Gorgon:20200810131659j:plain

本丸の虎口から西側の二の丸を見た写真となります、本丸と二の丸は

北側に囲み土塁があり、北側からの攻撃に備えた造りとなっています。

今立っている虎口を二の丸側から見てみましょう↓(案内図

 

f:id:Gorgon:20200810132101j:plain

だいぶ崩れていて原型を留めていないような感じです。

ここで二の丸を一旦南東へと進み、見事な本丸土塁(城塁)を見に行き

ます。

 

f:id:Gorgon:20200810133141j:plain

数百年の時間が経過しても、これだけしっかりとした形を維持している

のは凄いですね、修復とかしたのでしょうか?

 

f:id:Gorgon:20200810133504j:plain

二の丸の虎口付近から、二の丸北東方向を見た時の写真がこちら。

本丸と同等、若しくはそれ以上の広さがある位の広さです。

 

畝状竪堀群

f:id:Gorgon:20200810133831j:plain

この葛山城において、どうしても見ておきたい遺構が2つあった。

1つ目は東西にそれぞれある " 二重堀切 " 。

2つ目は城の北側斜面にある " 畝状竪堀群 "。(案内図

残念ではあるが、この竪堀群のある斜面は草が膝丈まであり、5条ある

といわれる畝状竪堀群を確認する事ができませんでした。(残念!)

 

 

5号堀

f:id:Gorgon:20200810134619j:plain

二の丸の西側にも二重堀切があり、案内版では5号堀と6号堀の表記で

記されています、堀切からそのまま竪堀として斜面を下っていく構造

となっており、写真はその竪堀を下から撮ったものとなります。

 

6号堀

f:id:Gorgon:20200810135138j:plain

6号堀も5号堀と同じく堀切からの竪堀となっており、写真のように斜面

を竪堀として下っていきます。

ここで南東へと下り、4号堀を見に行きます。

 

4号堀(竪堀)

f:id:Gorgon:20200810135553j:plain

看板が無くて草刈りがしてなければ、恐らくこの竪堀には気が付かな

いだろう。(地元ボランティアの方々、ありがとうございます)

欲を言えば、畝状竪堀群の場所も……。

 

葛山氏墓所

f:id:Gorgon:20200810140128j:plain

仙年寺の裏(北)にあるのが、葛山氏の墓所となります。

丸に武田菱が目にとまりました、武田信玄が六男の信貞に名跡を継が

せここ葛山の支配を完全なものとした記録があり、その名残なのでしょう

か。(案内図

 

f:id:Gorgon:20200810140959j:plain

資料や口伝だけでなく、このような形でも歴史の一端を垣間見る事が

ができるんですね。

スタンプ&御城印

ありません。

ご当地グルメ

食べてるヒマなし。

 

葛山城

見所ポイント:本丸、二の丸、虎口、二重堀切、横堀、竪堀、畝状竪堀群墓所等。

駐車場:仙年寺に2カ所、大手口付近に1カ所。

交通アクセス:車の場合・東名裾野インター~仙年寺、国道246号線バイパス経由約

       5km 約10分。 

       徒歩の場合・岩波駅~仙年寺まで、国道246号線経由約4km 約50分。

       東名バスの場合・東名裾野バス停下車 仙年寺まで約1.2km 徒歩約15分。                 

総評駿河東部における名族であったとされている葛山氏、そんな葛山氏が領国の防衛の為に築いたとされるここ葛山城

築城年代に関しては資料が乏しく、はっきりとした事はわかりませんが、現在城址にはわりと良好な状態で土塁や堀切、竪堀等が残っており戦国期における有力国人衆の山城の縄張構造を見てとる事ができます。

本丸と二の丸を2つの二重堀切で挟み込む」という構造の縄張に興奮するこの感覚を感じるために、ここ葛山城へ週末あたり訪れてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記事が気に入った方はクリックして下さい。
お城巡りランキング