みやじ の登城備忘録

2018.4月スタートの続日本100名城スタンプラリーをメインに活動をしています。お城の散策と同時に地元B級グルメも堪能します。


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お城EXPO(2019)に行ってきました。

会場到着

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やって来ました!1年に1度の城好きにとっての祭典、お城EXPOに。

 

 

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開場前に到着したのですがご覧のとおり…。

50人以上入城済みの状態でこれです!

 

1階物販ブース

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 まず2階から入城してから1階へと下りてみました、下の階から順番に

上にあがる作戦です。(信長のイラストが描かれたやつ見たことある!)

 

ミニチュア版

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 今回(2019)の展示物で目玉のひとつとされていたのが凸版印刷(株)

によりデジタル想定復元された「大坂冬の陣図屏風」で、こちらはその

ミニチュア版となります。

 

 

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大きさ的にはこちらのミニチュア版が家に飾るのに最適ともいえる大

きさで、思わず欲しくなりました。(マジで欲しいんですど…)

 

3階観光情報ゾーン

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こちらはパシフィコ横浜会議センター3Fにある「城巡り観光情報ゾーン

です。ここがお城EXPOのメインともいうべき会場で、全国から多くの

城郭関連団体が情報の発信とアピールを行っています。

今年(2019)は去年よりも会場内が大勢の人でごった返しています。

 

滋賀県ブース

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こちらは滋賀県佐和山城彦根城の合同ブースとなります。

大人気のひこにゃんを筆頭にかなり気合が入っている感じでした。

 

 

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石田三成の甲冑も展示してあり、大勢の人達が足をとめこちらのブース

を見学されていました。

 

うんぱく三城ブース

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松江と月山富田は島根県、米子は鳥取

島根と鳥取の合同チームのようです。

 

岡城ブース

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会場内を歩いていると、そこに岡城のブースを発見!

個人的に強い思い入れがあるので、じっくりと見学させてもらいました。

まさか岡城のブースがあるとは!嬉しい誤算です。

 

ゆるキャラ梅丸君

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こちらは小田原市のブースで、写真のゆるキャラは「梅丸君」です。

さすがはゆるキャラ!子供達に人気でした。

当日、会場内はかなり暑かったので、中の人は大変だったと思います。

 

1日目の昼食

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当日は5Fの弁当売場に去年よりも多くの種類のお弁当が販売されてい

ましたが、やはりハズレを引きたくないのでこちらの「炒飯弁当」を

選択しました。(選んで正解でした)

 

大坂冬の陣図屏風

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凸版印刷株式会社により、デジタル想定復元された「大坂冬の陣図屏風」

が4Fに展示されていました。

 

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凄いですね!実際に間近で見ましたが金ピカでとても煌びやかでした。

 

圧巻の光景

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大迫力で、それいて繊細な美しさ。

とでも表現しましょうか、このサイズといいもはや「凄い!」意外の

言葉が出てきません。

 

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監修は千田嘉博先生(奈良大学文学部教授)、佐多芳彦先生(立正大学

文学部教授)、東京藝術大学徳川美術館

協力は大阪城天守閣京都市立芸術大学芸術資料館、東京国立博物館

となっております。

 

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因みにこちらの屏風絵、描かせたのが徳川側か豊臣側か判明していない

らしい。

 

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こちらの屏風絵はとても精緻に、そしてキメ細かく描かれているので

とても驚かされます。

豊臣秀頼の姿や、徳川方の首実検の様子、兵士が食事をしている様など

この戦を詳細に記録した戦記を一枚の屏風に凝縮し描き込んでいる感じ

です。(この屏風のミニチュア版を是非販売してほしいです)

 

小学生講座

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22日の厳選プログラムFのあとに4Fで行われていたセミナーです。

題名は「小学生講座・日本100名城のひみつ」となります。

 

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こちらのセミナーは小学生を対象に、日本100名城に関する超簡単な

クイズを出題しながら日本100名城の城について解説するという内容で、

後半から何故かくまもんが登場していました。

腰が90度曲がってるけど大丈夫なのか……。

 

調教師登場で…。

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セミナーも終盤に差しかかると、くまもんの調教師といわれる人物が

登場し、曲に合わせてくまもんとダンスを始めました。

気のせいかこの調教師のお姉さんが登場してから、くまもんの動きが

精彩を欠いている様に感じました。

くまもんと、このお姉さんのあいだに何かあったのでしょうか…?

 

 

真田幸村

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真田幸村真田源次郎信繁)の甲冑をイメージしているものとなります。

よく出来ていますね、カッコ良いです。

 

信ニャが?

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猫をもって信長とした、ゆるキャラらしいです。

もはや何でもあり、といった感じです。

 

2日目の行列

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お城EXPO 2日目開城20分前の様子です、この日も相変わらずの行列

でみんな何時から並んでるの?って感じです。

 

屏風図を今一度!

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初日に人が多すぎて、ゆっくりと見る事ができなかった屏風図をもう

一度見に行きました。(御殿の中に秀頼の姿が描かれています)

 

真田丸

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これを見たかったのです、見つけました! " 真田丸 " ここで描かれてい

る兵の表情や出で立ちは、とても凛々しく描かれているように感じまし

た。

 

石垣・矢穴

 

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こちらの商品は城の石垣マニアさんが企画、作成し、販売している商品で

とてもマニアックな内容となっています。

石垣や石に対する熱意が半端無い!もはや変態です。(最大級の褒め言葉)

これからも色々な活動を頑張って下さい、応援しています。

 

2日目昼食

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2日目は「横濱中華弁当」をチョイスしてみました。

来年は何弁当にしようかな?

 

厳選プログラム

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2日目の厳選プログラムEとFは、どうしても見ておきたかったので時間

厳守で会場へと向かいました。

厳選プログラムEの「レポート!惜しくも消滅した南山城」のドローン

空撮映像はDVDで販売してほしい程の素晴らしい映像でした。

 

戦利品

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こちらが初日の戦利品となります、当然2日目も色々と購入しました。

お城EXPOには魔物が棲んでいる…。

知らない間に財布からお金が消えている…。

 

今年も食べました

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初日の午前中、時間に余裕があったので5F休憩処でいただきました。

チョコレートの香りと風味がインパクトある感じでした。

 

お城EXPO2019

見所ポイント:厳選プログラム、3F観光情報ゾーン、各種セミナー、その他

駐車場:会議センターP(1000台以上有料)その周辺にも多数地下Pアリ。

総評:" お城EXPO " それは、お城好きが全国から集まる、城好きにとっては年に一度の待ち遠しいお祭り。

今年は2日間だけの開催(前夜際はありましたが)となっており、コンテンツはこの2日間に凝縮されていたため、とても内容の充実した2日間でした。

とくに南山城のレポート映像には感動と興奮を抑える事ができない程、素晴らしい内容であったのを今でも覚えています。

来年が今から楽しみだ!」と思わずにはいられない程に楽しい2日間でした。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宇佐山城登城!             信長が近江で最初に石垣を用いた山城~

宇佐山城

別名: 志賀城、志賀要害、

所在地: 〒520-0027 滋賀県大津市錦織町宇佐山

城地種類: 山城

築城年代: 元亀元年(1570)頃。

築城者: 森 可成(もり よしなり)

主な関連施設宇佐八幡宮、近江神社。

文化財史跡区分: 指定無し。

城東側の石垣

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 京都に用事があり(船岡山城にある建勲神社)近くを通ったので、

織田信長安土城より以前に石垣を積極的に用いたとされるここ

「宇佐山城」へせっかくだからと登城しました。(2019.11.3.登城)

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宇佐山城概要:

宇佐山城は元亀元年(1570)に織田信長が家臣の森 可成に命じて琵琶湖

の西側に築かせた山城となります。宇佐山城の戦いでは、浅井・朝倉連

合軍3万の軍勢によって攻撃されますが、城主森可成率いる1千~3千の

奮闘により落城は免れその後和議となり城は廃城となりました。

宇佐八幡宮をめざす

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山の中腹にある「宇佐八幡宮」をめざします、そこには駐車場(5台位)

があるからです、この下に神社がありそこにも停められますが、そこから

宇佐八幡宮まで徒歩で25分位かかるでしょうか?なのでこの急坂を登っ

ていきます。(写真では伝わりませんが、すごい急坂です!)

 

駐車場から

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駐車場から宇佐山城へと行くには、ここを真っすぐ(車止の小道)進み

ます、左側の石段を登って行くと八幡宮へと行ってしまいます。

 

まさかの登城口!

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実は先程の駐車場で身支度をしていると、老夫婦の二人が山から下りて

きたので、「城の登城口は何処ですか?」と聞きました。

ここで道を聞かなければこのまま左へと進んでいた事でしょう。

因みに道なりに左へ進んで行くと、これまた宇佐八幡宮へとたどり着く

みたいです。(宇佐山城と書かれた看板がこの状態では…)

 

登山道が……。

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ご覧の通りの感じなので、道がわかりにくい!

地元の小学生達が手作りで作成した看板だけが頼りです。

(倒れてるけど…)

 

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とても静かな山の中で登山道も分かりにくい、この手作り看板が無けれ

ば途中で引き返していたかもしれない。(看板、倒れてるけど…)

 

 

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ようやく道らしい感じになってきた、それでもちゃんと手作り看板が

案内してくれます。

(H21年と書いてあります、腐って倒れても仕方ありません)

 

看板に励まされる

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薄暗くて誰も居ない山道で、気持ちが凹みがち…。

でも大丈夫!俺にはこの看板があるから!

おっちゃん頑張るやで!

 

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ここ何処?って感じですが、立派な登山道です。(もはや獣道です…)

そしてこの上(写真左側)に石垣があります。(分かりにくい…)

 

石垣が見えた!

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 ここまでの道のりがあんな感じだったので、喜びもひとしお。

秘境のジャングルで遺跡を発見した気分になりました。

 

 

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城の東側斜面に積まれた野面積の石垣となります。

見事ですね~!苔むした感じが時の経過を感じさせます。

 

破城(城割)の痕跡?

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側面はしっかりと残っているのに肝心要の隅石部分がご覧の通りとなっ

ています。

廃城とした時にわざと隅石部分を壊したのでしょうか?

 

 

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講和の条件の中に、この宇佐山城の廃城が盛り込まれていたのではない

か?と言う話を聞いた事があります。

(本当かどうかは分かりません…)

 

石仏?

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ここまで誰かが運んできたのでしょうか?

 

本丸下の石

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ここ宇佐山城は総石垣造りではなかったと言われています、本丸や

二の丸の東側斜面を重点的に石が積まれていたとされています。

理由としてはやはり城の東側(琵琶湖側)に位置する街道や周りの城

に対する威厳の誇示や威嚇を意識しての物だったと思われます。

 

腰曲輪

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本丸東部分にある腰曲輪となります、何かコンクリート片みたいな物

がありますが何でしょうか?

 

 

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本丸と腰曲輪とを隔てる部分に積まれている石となります。

土止めのための石積でしょうか。

 

アンテナ施設

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現在本丸部分にはNHKや民放のアンテナ施設が建っています。

 

謎の敷地?

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こちらの鉄条網で厳重に囲まれている謎の敷地は、二の丸南端部分に

位置します。(不発弾でも埋まっているのでしょうか?)

やはり説明看板が必要ですね。

 

モノレール

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本丸の西側斜面にはこの様に荷物運搬用のモノレールが設置されてい

ます、これに乗れば道に迷う事もなく、あっという間に山頂に到着で

きるのになぁ~…。

 

北曲輪

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本丸の北側に離れた位置に展開する北曲輪となります。

ここ宇佐山城において唯一眺望が望めるのはこの先にある北曲輪の

北端で、晴れていれば琵琶湖を中心に最高の景観が楽しめます。

 

眺望

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この日は生憎の曇天模様、晴れていれば最高の景色だったのに…。

地元小学生達が作成してくれた手作り看板のおかげでとても充実した

宇佐山城登城となりました、ありがとうございました。

下城途中に道を見失い、道に迷った事はあえて書きません。

(恥ずかしいので)

 

ご当地グルメ

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近江ちゃんぽん

京風だしをアレンジした和風醤油味です。は海老や烏賊など定番の海鮮は一切入らず、豚肉と野菜だけです。は唐灰汁を使ったちゃんぽん麺ではなく、かんすいを使った中華麺を使います。調理方法も中華鍋で炒めるのではなく手鍋で煮込みます。あえて唯一の共通点を挙げると「具がたくさん乗った麺料理」という点です。

(ちゃんぽん亭ホームページから引用させていただきました)

感想:

身体に染み渡るような感じの優しい味でした、野菜もたっぷり入っており健康的          で、とにかくしつこくないので毎日食べたいなと思いました。

宇佐山城

見所ポイント:本丸、二の丸、三の丸(眺望)、竪堀、石垣、土塁、虎口、等

駐車場宇佐八幡宮5~6台、近江神社駐車場(登山道まで徒歩20分)。

総評:元亀元年に織田信長の命により築かれたここ宇佐山城は、近江では初めてあの安土城よりも先に石垣が採用されたといわれるちょっとすごい山城で、今回訪れる事ができ本当に良かったと思いました。

往時、森可成亡きあと宇佐山城に入り比叡山焼き討ちを準備、指揮した明智光秀が2020年の大河ドラマで放送される事から、おそらく来年以降は登山者が増える事が予想されます。

こんな貴重な石垣が残り、地元小学生の心温かさを感じられる山城「宇佐山城」に週末あたり訪れてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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