みやじ の登城備忘録

2018.4月スタートの続日本100名城スタンプラリーをメインに活動をしています。お城の散策と同時に地元B級グルメも堪能します。


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水戸城 日本百名城27城目!

水戸城

別名:馬場城、水府城、

所在地:〒 310 - 0011  茨城県水戸市三の丸

築城年代: 建保2年(1214)頃、文禄2年(1593)、寛永2年、(1625),

築城者: 馬場資幹(ばば すけとも)、佐竹義宣(よしのぶ)、徳川頼房(よりふさ)

城地種類: 平山城

文化財史跡区分: 国指定特別史跡、県指定史跡、

水戸城登城! 百名城No.14  2010.12.11

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週末2日間で茨城県、埼玉県、群馬県、のお城(百名城)を制覇する旅に出かけました

最初のお城はここ " 水戸城 " へ。

概要

水戸城は、那珂川(なかがわ)と千波湖に挟まれた台地の先端に典型的な連郭式の縄張りで築かれた城である。鎌倉時代に馬場資幹がこの地に最初の館を築いた。

天正18年(1590)、佐竹義宣が入城して近世城郭に改修、佐竹氏が秋田へ移ったあとに

徳川家康の11男、頼房が入る。

徳川家では水戸城に大幅に手を加え、徳川御三家の居城として東北諸藩ににらみをきかせる存在とした。台地を掘削して堀をつくり、石垣を一切用いず、土塁によって城は築かれた。と、手元の資料にあります。

弘道館

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弘道館は、水戸藩第9代藩主 徳川斉昭(1800~1860)によって創立された藩校です。

天保10年(1839)城内三の丸の地に学校の敷地が決まり、翌年から建設工事が開始され、天保12年(1841)7月に落成しました。

 

弘道館平面図

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この日確かに写真を撮ったはずなのに、(葵の紋が入った畳縁や舞良戸の弾痕等、)

写真が残っていませんでした。

どうやら自分で消去してしまったらしい。

 

薬医門へ向かう

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薬医門(橋詰御門)へ行く為、弘道館を後にします。まず、正面の大手橋を渡り真っ直ぐ道なりに「水戸城跡通り」を南東に進みます、するとこの写真の「本城橋」があるので渡れば薬医門が見えてきます。

 

水戸城本丸跡

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現在水戸城本丸跡には「水戸第一高校」が建っているので、

中に入り自由に散策する事ができません。

 

薬医門(橋詰御門)

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明治年間に水戸市内の祇園寺に払い下げられていた門を昭和56年(1981)

本丸にある県立水戸第一高校に再移築しました。

水戸城で現存する唯一の建築物です。

 

偕楽園

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沿革:

天保4年(1833)、徳川斉昭が藩内を巡った時、南に千波湖や緑が岡をのぞみ、筑波山や大洗の海を遠望できる高台を藩内随一の景勝地として遊園を設ける事を決め、自ら

造園構想を練りました。

天保12年から造園工事を行い、翌年13年(1842)7月に開園しました。

偕楽園の名称は、「孟子」の「古の人は民と偕に楽しむ、故に能く楽しむなり

という一節からとったものです。

大正11年(1922)3月、偕楽園、桜山、丸山が「常磐公園」として史跡及び名勝に指定されました。

 

水戸の六銘木

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素人の自分には「江南所無」ぐらいしか違いがわかりません。

「烈公梅」:名前の由来は偕楽園を造った水戸藩9代藩主・徳川斉昭の別称

「烈公」からきているらしいです。

 

ご当地ゆるキャラ

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水戸市ゆるキャラはきっと 「ねばーる君 」だと思って調べてみると…。

納豆と水戸黄門をくっ付けた「みとちゃん」でした。

ちなみに、ねばーるくんは茨城県非公認ご当地キャラらしいです。

 

スタンプ押印

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スタンプ設置場所:弘道館料金所窓口

スタンプの状態: " " 状態に関しては良いのですが、緑色のスタンプは綺麗に押すの    

        が難しい。

 

ご当地B級グルメ

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何処で食べたか定かではありませんが、たしか「水戸に来たら納豆カレー!」

みたいなフレーズに惹かれて食べた記憶があります。

味の感想:最初、カレーに納豆?旨いのか?と、思っていましたが食べてみると意外と美味しかったのを覚えています。

 

水戸城

見所ポイント:薬医門(橋詰門)、三の丸空堀弘道館偕楽園

駐車場:弘道館専用駐車場無料(13台)茨城県三の丸庁舎有料駐車場(150台)弘道館

    受付で駐車券にハンコを貰えば3時間まで無料

総評:三の丸西辺の巨大な空堀は段丘を切り開いて造られたもので、規模が大きく土造りの城の遺構としてとても迫力がある。と、手元の資料に書いてあります。

まったくもって、その通りです。

空堀等は点々とその姿を見ることができますが、建物としての遺構は「薬医門」しか残っていません。でも、弘道館や近くにある偕楽園など、見所のあるポイントも沢山あるので週末にでも訪れてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高崎城登城! 2017.9.4

高崎城

別名: 和田城

所在地: 〒 370 - 0829  群馬県高崎市高松町城址公園

城地種類: 平城

築城年代: 慶長3年(1598)

築城者: 井伊直政

文化財史跡区分: 群馬県重要文化財(乾櫓)

高崎城乾櫓

 

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2010年、金山城に登城した時食べることができなかった「太田焼きそば」を食べるため

やって来ました群馬県!前回の前橋城に続き高崎城に登城です。

高崎城概要:

高崎城は、慶長3年(1598)、徳川家康の命を受けた箕輪城址・井伊直政によって築城されました。

江戸と大坂を結ぶ中山道が開かれ碓氷峠の戦略的価値が急増したことから、直政に命じて箕輪城から高崎城へ拠点を移させました。
高崎城は、郭内だけでも5万坪を超える広大な城郭でした。現在は、三の丸に土塁と堀、乾櫓、東門が残っています。

 

史跡公園専用駐車場

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ここ高崎城には地下に専用駐車場(有料)があります。

 

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地下駐車場通路です、ここから地上に出ると目の前が三の丸付近です。

料金は基本有料ですが、市役所へ行き駐車券にハンコをもらえば無料になります。

 

電話ボックス

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駐車場を出ると高崎市音楽センターの前に、ギターの形をした電話ボックスが

あります。こんな電話ボックス初めて見ました。

 

東門

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東門は農家に払い下げられていたものを昭和55年(1980年)

に乾櫓近くに移築復元しました。(農家に払い下げって…。)

 

歩兵第十五連隊趾

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明治の廃藩置県で廃城となった高崎城は翌年から陸軍省の所管となり、昭和20(1945)の終戦まで陸軍の駐屯地が置かれていました。その70年余りの大半は陸軍歩兵第十五連隊が駐屯し、高崎は十五連隊の街といわれるほどでした。

第二次世界大戦の時、第十五連隊は南方パラオ諸島に派遣され、ペリリュー島の攻防をめぐってアメリカ軍と激戦を交え、2個大隊分(約2000人)が全滅し、昭和21年(1946)、日本に帰還できたのは1個大隊分の人たちだけでした。

                          (高崎市公式HPより引用)

宮部万女句碑

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江戸中期の高崎藩士浅井直方子女で高崎藩士宮部義正の女房になり、夫と共に冷泉為村の門に学んだ江戸時代の歌人でした、物語作者として活躍したらしいです。

 

三の丸水堀

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この濠のすぐ横が土塁となっています。

 

三の丸土塁

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角度的にはいまいちではありますが、土塁として整備されています。

 

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遺構である土塁に犬のフンはやはり良くないです。

「滑りやすく、歩きづらい」とありますが、それ程でもない感じです。

 

乾櫓

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この乾櫓は市内の農家に払い下げられ移築されて納屋として利用されてましたが、

群馬県重要文化財に指定されたのを期に三の丸模擬石垣上に移築復元されました。

 

乾櫓説明看板

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詳しく説明してあります。

 

乾櫓復元模擬石垣

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石垣を積む職人さんの遊び心でしょうか?

五角形の大きな石が使われています。

 

乾櫓と東門

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農家に払い下げられていたものを、よくぞここまで再移築したものです。

 

乾櫓鯱

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屋根の上に、小ぶりではありますが立派な鯱が据えてありました。

 

石垣水路跡

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調査の際に発見された石垣水路と石樋の一部が移築再現されています。

 

松の石垣?

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ここは残っている遺構が少ないので、散歩をしていたおじいさんに

「この城跡の見所はどこですか?」と、尋ねたら教えてくれたのがこちらの

石垣(復元模擬石垣)おじいさん曰く松の石垣と言うらしい。

でも家に帰ってからネットで調べてみても、まったくヒットしない。

おじいさんが勝手にそう呼んでいるだけらしい…。

 

飛龍松之碑

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右側の石碑がまったくもって意味不明です、読めません。

でも頑張って読んでみる。

明治二十六年秋に、近衛師団のなんちゃらが何とか何とか…。

天皇陛下が来られて、何かを見学して何とか何とか…。

十月二十二日にこの松を植えて、飛龍の松と名前を付け、なんちゃら何とか…。

歩兵第十五連隊の河野連隊長が、何とか何とか…。

と、こんな感じです。

 

飛龍之松歌碑

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こちらは読めます、が、意味についてははっきりとは分かりません。

一生懸命考えてみます。

「高崎城の飛龍の松を見ていたらその枝影にふと、ある光景が浮かんで見えたよっ

つわものたちが、夢のあとだったよっ。」

こんな感じでしょうか? 違っていたらごめんなさい。

 

謎の刻印(1)

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松の石垣をあとにし、帰ろうとした時ふと石垣に目がいきました。

なんと、石垣の石に謎の刻印があるではないですかっ!

漢字で一八●● と刻まれていました。●●は読み取れません。

年号か? 知っている方は教えて下さい。

 

謎の刻印(2)

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刻印(1)のすぐ横にまたまた謎の文字が刻まれた石を発見!

なんと、カタカナで「ス」と刻まれているみたいです!?。

「 スっ? スって何だよっ !」と、石垣の石に向かって大きな声で突っ込みを入れていると、何となく視線を感じました。

その方向を見ると、学生さんらしき青年がこちらを " ジッ " と見ているではないですか! まずい、変な奴だと思われているに違いない。そう思った自分は何食わぬ顔でその場をあとにしました。

 

昼食

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前橋城そして高崎城を散策し、腹ペコなので昼食にする事に。

太田市まで移動して「太田焼きそば」を賞味。その後帰路につきました。

高崎城

見所: 乾櫓(県重要文化財)東門、土塁、濠、

駐車場:城址公園専用P(有料)アリ。市役所で印をもらえば無料。

総評: 明治の廃藩置県で高崎城は廃城、遺構のほとんどを残さないところまでいきましたが、その後の努力による復元作業や移築作業等で現在の高崎城が形成されています。

とくに、復元された模擬石垣上に移築された乾櫓と、その横に移築された東門は往時の姿を彷彿とさせる、貴重な遺構となっています。

そして最後に、自分をジッと見ていた学生さんですが、自分がその場を離れた後に石垣の方向に目をやると…。

なんとその学生さん、スマホで「」の石垣を撮っているではありませんかっ!

どうやら彼も石垣の刻印が気になっている様子。

きっと彼は今日のこの「」の石をキッカケにお城に興味を持ってくれる事でしょう。

そして5年後、10年後には立派なお城巡リストになっているはずです。(希望

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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