ゴルゴンの登城備忘録

2018.4月スタートの続日本100名城スタンプラリーをメインに活動をしています。お城の散策と同時に地元B級グルメも堪能します。


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杉山城登城!続日本百名城32城目 最高傑作と呼ばれた土の城~其の弐(完)

杉山城

別名:初雁城

所在地: 〒355 - 0211 埼玉県比企郡嵐山町杉山

城地種類平山城

築城年代: 不明?

築城者: 不明?

主な関連施設嵐山町役場(スタンプ&パンフレット)

文化財史跡区分: 国指定史跡

屏風折

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2017年4月6日の「城の日」に財団法人日本城郭協会が続日本100名城を発表

しました、埼玉県からは忍城・菅谷館・そして" 杉山城 " が選ばれました。

スタンプを押したうえで登城数をカウントしたいと思います。

今回の杉山城をもって続日本100名城、登城 32城目とします。

2020.12.6登城。

杉山城概要

杉山城は武蔵比企郡にあった中世の山城で、鎌倉街道を見下ろす丘陵の尾根上に造られています。およそ10にも及ぶ曲輪を配置し、横堀・竪堀・連続する折・枡形虎口・馬出など実に高度な築城技術を用いて築城された土の城となっています。

今まで築城年代が不明でしたが、発掘調査により15世紀末から16世紀前半の土器や陶磁器が出土した事などから、山内上杉氏が扇谷上杉氏に対抗するために築城した城であった可能性が高いとする説が有力となっています。

杉山城縄張図

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「其の弐」でも、こちらの縄張図を参考にレポートしていきます。

尚、其の壱のレポートはこちら↓

gorgon.hatenablog.jp

 

 

本郭南端

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本郭の南端はこの様に、細長く突き出た形になっています。

これにより堀の部分が凹の形となります。

 

井戸郭からみる井戸跡

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本郭の南裾に位置する井戸跡を守るためにあると思われるこの井戸郭ですが、

それ以外にも本郭への入り口(虎口)と木橋で繋がっていたことがわかって

います。(縄張図の③)

 

本郭南側の切岸

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井戸郭からみた本郭の切岸と、それをとり巻く空堀の構図となります。

現在ではこんな感じですが、往時はきっと凄かったはずです。

ここで一旦、南二ノ郭の北端へと移動します↓

 

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本郭南東の切岸となります、直線的ではなく僅かに弧を描くような曲線を伴っ

た造りとなっています。

 

本郭東虎口

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 発掘調査ではこの部分に石積があった事が判明しているそうです。

ただ、崩れた状態だったので廃城の際に破壊された可能性が高いとの事。

 

本郭

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なかなかの広さの本郭です、正面に城址碑と看板があるので見に行きます。

 

 

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太陽の日差しが強い…。

説明看板を見てみましょう↓

 

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この説明看板、どうやら国指定史跡になる前に立てられたものらしい…。

 

本郭の北端

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本郭と北二ノ郭とを隔てる堀切と切岸になります、ただ堀切といってもスパッ

と直線的に切るのではなく、コの字型にしてあります。

 

本郭東側

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本郭の東側から、東二ノ郭と東三ノ郭方面を眺めてみます。

東二ノ郭の堀と切岸が、ここから見ても凄いのがわかりますね。

そのまま本郭の南端まで行ってみます↓

 

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それにしても、しっかりと整備が行き届いていて見学しやすいですね、地元の

ボランティアの方々や、私有地を開放してくださっている地主さんにも感謝

しかありません、ありがとうございます。

 

東二ノ郭・土塁

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 良いですね、この高さと角度がたまりません。

ここで、東二ノ郭~東三ノ郭へと進んでいきます↓

 

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東三ノ郭からみた東二ノ郭の虎口となります。

この東二ノ郭は、堀や切岸がしっかりとしている(深さや高さ)ので、本郭の

北東方向を守るとても重要な郭だったのかもしれません。

東三ノ郭

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こちらの東三ノ郭は、東二ノ郭と比べると、堀や切岸の深さや高さがあまりな

く、防御の観点からみると?マークが付く。

郭が完成する前に廃城となってしまったのか?

 

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三ノ郭の北東端はこんな感じです。

これで東二ノ郭と三ノ郭の散策は終了、いったん本郭まで戻ります↓

 

本郭北虎口

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本郭の北虎口となります、場所は縄張図の④です。

説明看板があったので見てみましょう↓

 

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 イラストがとてもわかりやすくて良い説明看板ですね。

ここである事に気が付く、城兵の旗が「三つ鱗」だという点です、ほぅ…。

 

北二ノ郭からみる本郭切岸

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写真ではそれ程でもないような切岸ですが、肉眼で見るとなかなかの代物です、

現地にて肉眼でご覧ください。

 

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本郭の北西に位置する郭で、北西方向の尾根筋を守るうえでとても重要な郭

であったと思われます。

 

北三ノ郭

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搦手口からみた北三ノ郭となります、堀は埋まりかけてますが土塁はかろう

じて形をとどめています。

これで杉山城の散策は終了、次の城へと向かいました。

 

杉山城ログ

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時間:1時間50分、距離:2.8km、比高:89m(駐車場からの比高)

消費カロリー:796kcal、山城ではないのに消費カロリーが良い感じです。

 

スタンプ押印

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スタンプ設置場所嵐山町役場1階。

スタンプの状態" 普通 " 屋内管理なのだが…。(文字のかすれが発生)

スタンプの印影:パンフレットの表紙ですね。

 

杉山城

見所ポイント本郭各郭群横堀、竪堀、切岸屏風折、土塁、各虎口、井戸、等。

駐車場:杉山城専用駐車場(36.064738, 139.315026 )

総評:ここ杉山城は、小高い丘陵地に造られた平山城で、堀や土塁を屈曲させ横矢掛を多用するのが特徴のひとつとなっており、まさに土の防御施設としての完成度の高さを現在に伝えています。

それ程大きくない縄張内にぎっしりと詰め込まれた土の防御施設は、とても技巧的かつ繊細で、見る者の心を鷲づかみにして離さない、まさに土の最高傑作だと思いました。

築城の教科書」、「戦国期城郭の最高傑作」などと評価されるここ杉山城に週末あたり訪れてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杉山城登城!続日本100名城32城目 最高傑作と呼ばれた土の城~其の壱

杉山城

別名:初雁城

所在地: 〒355 - 0211 埼玉県比企郡嵐山町杉山

城地種類平山城

築城年代: 不明?

築城者: 不明?

主な関連施設嵐山町役場(スタンプ&パンフレット)

文化財史跡区分: 国指定史跡

本郭南切岸

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2017年4月6日の「城の日」に財団法人日本城郭協会が続日本100名城を発表

しました、埼玉県からは忍城・菅谷館・そして" 杉山城 " が選ばれました。

スタンプを押したうえで登城数をカウントしたいと思います。

今回の杉山城をもって続日本100名城、登城 32城目とします。

2020.12.6登城。

杉山城概要:

杉山城は武蔵比企郡にあった中世の山城で、鎌倉街道を見下ろす丘陵の尾根上に造られています。およそ10にも及ぶ曲輪を配置し、横堀・竪堀・連続する折・枡形虎口・馬出など実に高度な築城技術を用いて築城された土の城となっています。

今まで築城年代が不明でしたが、発掘調査により15世紀末から16世紀前半の土器や陶磁器が出土した事などから、山内上杉氏が扇谷上杉氏に対抗するために築城した城であった可能性が高いとする説が有力となっています。

嵐山町役場

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杉山城のスタンプとパンフレットをこちらで入手してから杉山城へと向かいます。

住所:埼玉県比企郡嵐山町大字杉山1030−1

電話番号:0493-62-2150

杉山城専用駐車場

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近年に完成した杉山城専用駐車場となります。(36.064738, 139.315026 )

この駐車場が完成する前は嵐山町立玉ノ丘中学校の体育館前が臨時の駐車場

でしたが、現在はこちらの専用駐車場をご利用下さい。

杉山城縄張図

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パッと見ただけで、「あ~手の込んだつくりになっているな」と分かります。

 

杉山城説明看板

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出郭の西に大手口があり、そこにこちらの説明看板が設置されています。

 

出郭からみる外郭

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外郭の北側にブルーシートがかけられていたのが気になりました、どうやら

崩れてしまったらしいです。

大手の坂虎口

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出郭から外郭へと進んで行きます、この虎口の説明看板があったので見てみま

しょう↓

 

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こういうイメージ図って、とても分かり易くて良いですね。

 

外郭と南三ノ郭間の堀

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場所は縄張図の①となります、外郭から南三ノ郭へは馬出郭から向かうので

すが、空堀があるので往時はここに木橋が架けられていたと考えられています。

 

外郭からみる屏風折

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連続する折の一部分の写真となります、外郭の東から離れて見るとその様子が

よく分かると思います。

外郭

 

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当日はとても良い天気で風もなく、最高のコンディションで散策できました。

外郭に関する説明看板があったので、見てみましょう↓

 

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看板にも書かれている " 屏風折 " ですが、近くで見るよりも離れて見たほうが

その完成度と機能美を満喫できます。

ここで南三ノ郭へ行き、そこから井戸跡~南二ノ郭へと進んで行きます。

 

南三ノ郭・南西部分

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南三ノ郭の空堀部分となります、しっかりと横矢がかかるように出来てきます。

 

 

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南三ノ郭の西虎口となります、堀の部分を土橋で渡る感じですね、往時はここ

に門があったとされています。

西虎口の説明看板があったので見てみましょう↓

 

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説明看板にある竪堀を見ながら、帯郭の先端にある「井戸跡」を見に行きます。

 

西側斜面の竪堀

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場所は縄張図の②となります、凄いですね斜面の草もキレイに刈られています。

皆に愛されている城跡なんだという事が伝わってきます。

 

井戸跡

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現在まで確認がとれている井戸跡は、ここも含めて二カ所だけらしい。

一年中水がしみ出しており、春先にはサンショウウオの産卵場所になるとの事。

 

井戸跡の竪堀

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井戸跡と本郭西側にある帯郭とを隔てる竪堀です、西側斜面のこの辺りには

竪堀が数条見受けられ、城西側の緩斜面での横移動を嫌ったものだと思います。

 

本郭南西の切岸

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場所は縄張図の③となります、さすが本郭の切岸は高さがありますね。

ここで本郭へと向かうため、いったん南下して南三ノ郭から南二ノ郭へと移動

します。

南三ノ郭

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この杉山城では中間ぐらいの広さの郭となります。

ここから南二ノ郭~本郭へと進んで行きます↓

 

南二ノ郭・食い違い虎口

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南三ノ郭から南二ノ郭への入り口は、左右の土塁が平行にずれている「食い

違い虎口」となっています、しかも坂虎口のおまけ付き。

 

南二ノ郭

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しっかりと整備された郭、しかも良い天気、今日という日に訪れることが出来

本当に良かった。

 

南二ノ郭からみる屏風折

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 南二ノ郭から見下ろした ” 屏風折 ” の一部となります、至近距離からでは当然

レンズ内に収まりません。

今回はここまで、其の二では本郭~東二ノ郭~東三ノ郭~北二ノ郭~北三ノ郭

~搦手とレポートしていきます。

其の二へつづく…。

杉山城

見所ポイント本郭各郭群横堀、竪堀、切岸屏風折、土塁、各虎口、井戸、等。

駐車場:杉山城専用駐車場(36.064738, 139.315026 )

中間報告:ここ杉山城は、小高い丘陵地に造られた山城で、堀や土塁を屈曲させ横矢掛を多用するのが特徴のひとつとなっており、まさに土の防御施設としての完成度の高さを現在に伝えています。

虎口に関しても食い違いや枡形など多くの工夫が見られるなど、とても凝ったつくりの土の城である事が見てとれ、時間が経つのを忘れて見入ってしまいました。

其の弐では本郭を中心に展開する、北側と東側についてレポートしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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