みやじ の登城備忘録

2018.4月スタートの続日本100名城スタンプラリーをメインに活動をしています。お城の散策と同時に地元B級グルメも堪能します。


お城巡りランキングクリックしてね!

姫路城登城!日本100名城 53城目           世界遺産・白亜の大天守を求めて~其の二(完)

姫路城

別名: 白鷺城(はくろ じょう)

所在地: 〒670 - 0012  兵庫県姫路市本町68

城地種類平山城

築城年代: 正平元年(1346) 天正8年(1580) 慶長6年(1601)

築城者:    赤松貞範                 羽柴秀吉     池田輝政

主な関連施設兵庫県立歴史博物館

文化財史跡区分世界文化遺産国宝国指定特別史跡重要文化財等。

姫路城天守

f:id:Gorgon:20190915110535j:plain

2011年4月にここ姫路城へと訪れた時はまさに、「平成の大修理」の

真っ最中で天守は工事用の幕で覆われており見る事ができませんでした。

しかも撮った写真も10枚程度、これではブログが書けないので2019年

に再訪する事にしました。(天守が白いうちに)

f:id:Gorgon:20190728092956j:plain f:id:Gorgon:20190728093102j:plain

姫路城概要:

1346年頃に赤松氏が築いた城が原型とされていて、その後羽柴秀吉天正8年(1580)に3重の天守を建てるなどして「姫路城」と命名しました。その後慶長6年(1601)に池田輝政の城となり、ここから本格的にして巨大な近世城郭へと大きく変貌をとげていきました。昭和の大修理から45年後に平成の修理が行われ、漆喰壁の塗り替えや瓦の葺き直し等を5年かけて行い現在にいたります。平成5年(1993)に日本の木造城郭建築の代表例として世界文化遺産に登録されました。

其の二では天守内部~備前丸~二の丸~ぬの門~三国濠~菱の門東側石垣へとレポートしていきたいと思います。

天守内部へ

f:id:Gorgon:20190915111542j:plain

 天守内部の武者走りの廊下で、天井部分はこのようになっています。

 

f:id:Gorgon:20190915113153j:plain

大きな天守の重量を考えるとこの位太い梁がこれだけの数、必要なん

だなと感心させられます。

 

釘隠し

f:id:Gorgon:20190915113451j:plain

釘隠しという事は、そこに釘が打込まれているのですね。

 

鉄扉

f:id:Gorgon:20190915114607j:plain

写真にあるような " 鉄扉 " が天守内部から幾つも見る事ができます。

櫓や通路から天守内部へと入る場合、このような堅牢な扉を通らないと

内部へ入る事ができません。(ここの扉は潜り戸付となっています)

 

東大柱

f:id:Gorgon:20190915115235j:plain

 姫路城天守を支える2本のとても太い柱で、東大柱と西大柱と呼ばれ

天守の地階から5階まで1本柱で通されています。

 

 

f:id:Gorgon:20190915120142j:plain

天守の重量は相当なものとなるハズなので、この位の太さは必要なの

でしょうね。

 

西大柱

f:id:Gorgon:20190916180037j:plain

こちらは西大柱となります、東大柱は円柱の形をしているのに対しこ

ちらは四角柱の形をしています、なぜ?。

こちらの西大柱、地階から5階まで一本の木材で支えたかったのですが

運搬途中で落下し、損傷してしまった為に二本の木材を繋ぎ合わせて

使用されています。

 

天守からの眺望

f:id:Gorgon:20190916181700j:plain

姫路城の天守最上階(6階)からの眺望となります、素晴らしいですね

まわりに高層の建造物が無いので、その見晴の良さは格別なものとな

っています。

 

f:id:Gorgon:20190916182527j:plain

ここ最上階には「長壁神社」が祀られています、姫山公園の地主神で

様々な伝説が語られています。(気になる方はググって下さい)

あと、この6階には " 幻の窓 " と呼ばれている壁があり説明看板がある

ので興味がある方はご覧になって下さい。

 

揚羽蝶

f:id:Gorgon:20190916183743j:plain

こちらの軒丸瓦は展示品ではなく、姫路城の実際の屋根の部分に使用

されている物です。

ある場所でのみ、この様に間近で見る事ができるので興味がある方は

探してみて下さい。(ヒントは天守最上階です)

 

備前丸へ

f:id:Gorgon:20190916184333j:plain

姫路城天守内部を堪能し外へと出ます、備前丸へと移動する途中で振り

返った時に一枚。

 

備前丸からの天守

f:id:Gorgon:20190916184629j:plain

備前丸から天守台高石垣と姫路城天守を眺めます、空に向かってそびえ

立つその雄姿には感動と同時に畏敬の念さえ感じます。

 

転用石の石棺 

f:id:Gorgon:20190922072252j:plain

天守東側にある備前丸へと通じる門に、このように " 石棺 " が転用石

として使用されています。

近くに説明看板があったので見てみましょう。

 

説明看板

f:id:Gorgon:20190922073059j:plain

「近くの古墳から掘り出してきた」とありますが、その際に石棺の中に

あったであろう遺骸はどうしたのか? とても気になりました。

 

揚羽蝶

f:id:Gorgon:20190922073833j:plain

今回の姫路城散策では、特に軒丸瓦の揚羽蝶にこだわり見てまわりま

した。

五七桐紋の中に1つだけ、" 揚羽蝶 " があります。

 

 

f:id:Gorgon:20190922075329j:plain

この部分の瓦も、桐の瓦に囲まれて1枚だけ揚羽蝶が使われています。

 

 

石棺の代用石

f:id:Gorgon:20190922080545j:plain

凝灰岩でできた石棺の身は中が空洞で強度に問題がある為、実物を外し

て同じ大きさに加工した新しい石材を積んでいるとの事。

ここから南へと進み、二の丸にあるお菊井戸へと移動します。

 

お菊井戸

f:id:Gorgon:20190922083007j:plain

この石柱の右側にQRコードがあり、スマホで読み込みアプリを起動

するとお菊井戸の映像が見れるようでした。

実際、近くにいた綺麗でお洒落な服を着た女性がスマホをかざしてました。

井戸の中はかなり深く、薄暗い感じで恐る恐る覗き込んで見ていました。

隣の見知らぬおばさんとビビりながら井戸の中を見ていると突然後ろから

ヒュウゥ~~ドロドロドロ~! ヒュウゥ~~ドロドロドロ~」と、

幽霊の登場音が流れてくるではありませんかっ!それもボリュームMaxで!

自分ひいぃ~!

隣のおばさんちょっ、…やだよ~!

そうです、先程のお洒落な女性(お洒落番長)がアプリを起動したのです!

一瞬ビビりましたが、気を取り直して再び井戸の中を覗き込みます。

そしてまた隣のおばさんとビビりながら井戸の中を見ていると後ろから突然!

お洒落番長きゃぁぁーっ、怖っ!」(やたらどでかい声で)

自分ビクッっ!」(一瞬身体が硬直しました)

隣のおばさんビクッっ!」(リアクションが自分と同じでした)

そんなにも怖いのか、そのアプリは?読み込まなくてよかった。

(注)公共の場でのスマホと声のボリュームには気を付けましょう。

 

取り外された石棺

f:id:Gorgon:20190922092340j:plain

お菊井戸から北西に数十メートルの所(りの一渡櫓前)に置いてある石垣

などから強度の問題で取り外された石棺です。

 

 

f:id:Gorgon:20190922092807j:plain

大人用(左)と子供用(右)でしょうか?

どうでも良いが、石棺の中に収められていた遺骸はどうなったので

しょうか?そこがとても気になります。

石棺の説明看板があったので見てみましょう。

 

 

f:id:Gorgon:20190922093201j:plain

古墳てお墓と同じですよね?まさに神仏をもおそれぬ所業。

 

ぬの門

f:id:Gorgon:20190922093418j:plain

 姫路城で1番の規模を誇る二階建ての櫓門となります。

この櫓門の扉、柱、冠木などはすべて鉄板で覆われています。

ぬの門の説明看板があるので見てみましょう。

 

 

f:id:Gorgon:20190922101152j:plain

「上道」が公式ルートで「下道」は近道的な感じなので非公式な特別

ルートだったのではないでしょうか。(個人的な推測です)

 

ぬの門・鏡石

f:id:Gorgon:20190922101719j:plain

ぬの門の辺りはとても見所ポイントが多く、この鏡石もその内の1つ

となっています。

こちらの鏡石は通称「人面石」と呼ばれ、鏡石の配列が人の顔のように

なっています。(邪気を門前で追い払うみたいな意味合いでしょうか?)

 

 

 

f:id:Gorgon:20190922102345j:plain

先程の鏡石のすぐ左横(北西)にある「ハート型の石」となります。

 

 

高石垣

f:id:Gorgon:20190922102801j:plain

綺麗な曲線を描く高石垣で「扇の勾配」と呼ばれています。

隅石が算木積になっていますね、とても美しい高石垣です。

 

乾曲輪からの天守

f:id:Gorgon:20190922104741j:plain

この乾曲輪北西の石垣は弧を描くような形をしており、とても興味深い。

写真の右側には石垣の孕みを押さえるために造られたハバキ石垣なる物

もみられます。

 

揚羽蝶だらけ

f:id:Gorgon:20190922110026j:plain

場所は忘れましたが、この部分の瓦は揚羽蝶一色で圧巻でした。

因みにこの揚羽蝶、5種類のバージョンがあるそうです。

全てのバージョンを確認し、この後大満足で下城したのは言うまでも

ありません。

 

三国濠からの天守

f:id:Gorgon:20190922111124j:plain

いやぁ~、絵になりますねぇ~。

この三国濠越しの天守が、自分の中では1番好きかなぁ~と思います。

写真左にある石垣の繋ぎ目をアップで見てみましょう。

 

f:id:Gorgon:20190922111628j:plain

こんな感じとなります、姫山と鷺山の間に設けられた四角い濠です。

池田時代にもともとあった濠を埋め、現在のような姿になったそうです。

 

菱の門東側

f:id:Gorgon:20190922112156j:plain

菱の門を出て有料ゾーンを出ます、其の壱でも紹介していた菱の門東

の石垣となります、この石垣に沿って進んで行きましょう。

 

隅石が凄い…。

f:id:Gorgon:20190922112535j:plain

石垣沿いに進んで行くと「リの一渡櫓」の下辺りに着きます。

見て下さい、この隅石をっ! デカくて迫力満点ですっ!(こういうの好き)

そしてその横に石棺が放置…訂正、保管してありました。

 

 

f:id:Gorgon:20190922113141j:plain

なぜこの石棺だけここに置かれているのでしょうか?

あと、何度も言ってしつこいようだが、中にあったであろう遺骸はどう

処理したのか?知っている方がいたら教えて下さい。

 

鯱瓦

f:id:Gorgon:20190922113651j:plain

こちらは明治時代の物と言われいます。

 

昭和と平成

f:id:Gorgon:20190922114252j:plain f:id:Gorgon:20190922114355j:plain

明治 昭和 平成と進むにつれて気のせいか表面の模様が簡素に

なっている感じがします。

因みに通常、鯱瓦は雄と雌で一対とるため向かい合う鯱瓦は当然雄と雌

になるのですが、ここ姫路城では色々な事情(大人の事情?)から口を

閉じている雌の鯱瓦が使用されています。

 

f:id:Gorgon:20190922115203j:plain

こんな感じで明治、昭和、平成とそれぞれ説明されています。

 

下城

f:id:Gorgon:20190922115530j:plain

まだまだ姫路城を散策したかったのですが、次のお城に行かなければ

ならない為、後ろ髪を引かれる思いでしたが下城する事にしました。

 

お土産

f:id:Gorgon:20190922172627j:plain

姫路城の売店で色々と購入しましたが、やはり目を引いたのはこちら

揚羽蝶でした、ここまでくるともう病気です。

 

スタンプ押印

f:id:Gorgon:20190922172917j:plain

スタンプ設置場所:菱の門前の改札横。

スタンプの状態: " 普通 "  使用頻度が高いためかやや劣化している。

        (フチにインクが付かないのは評価・2019.2.10現在)

スタンプの印影: 南西方向から見た天守で文句なしの印影となります。

姫路城

見所ポイント天守櫓群門多数石垣、濠、本丸、二の丸、三の丸、他多数。

駐車場:姫山駐車場、城の北駐車場、大手門駐車場等、約2000台駐車可能。

総評:今回2回に分けてここ姫路城をレポートしてきましたが、これでもまだ記事にしなかった物などがあり(埋木や北側土塁群等等)見所に関して言えば間違いなく国内でも1番ではないでしょうか?往時、記録によると姫路城内には70を超える櫓と60を超える門が立ち並び、それはそれは圧倒的ともいえる堅固さで他の追随を許さない要塞であったとか。姫路城に関して言えば今更多くを語らなくても皆さん分かっておられると思うのでこの辺りで終了したいと思います、こんなにも壮大な見所盛り沢山の姫路城に週末あたり訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姫路城登城! 日本100名城 53城目        世界遺産・白亜の大天守を求めて~其の一

姫路城

別名: 白鷺城(はくろ じょう)

所在地: 〒670 - 0012  兵庫県姫路市本町68

城地種類平山城

築城年代: 正平元年(1346) 天正8年(1580) 慶長6年(1601)

築城者:    赤松貞範                 羽柴秀吉     池田輝政

主な関連施設兵庫県立歴史博物館

文化財史跡区分世界文化遺産国宝国指定特別史跡重要文化財等。

姫路城天守

f:id:Gorgon:20190728085602j:plain

2011年4月にここ姫路城へと訪れた時はまさに、「平成の大修理」の

真っ最中で天守は工事用の幕で覆われており見る事ができませんでした。

しかも撮った写真も10枚程度、これではブログが書けないので2019年

に再訪する事にしました。(天守が白いうちに)

f:id:Gorgon:20190728092956j:plain f:id:Gorgon:20190728093102j:plain

姫路城概要:

1346年頃に赤松氏が築いた城が原型とされていて、その後羽柴秀吉天正8年(1580)に3重の天守を建てるなどして「姫路城」と命名しました。その後慶長6年(1601)に池田輝政の城となり、ここから本格的にして巨大な近世城郭へと大きく変貌をとげていきました。昭和の大修理から45年後に平成の修理が行われ、漆喰壁の塗り替えや瓦の葺き直し等を5年かけて行い現在にいたります。平成5年(1993)に日本の木造城郭建築の代表例として世界文化遺産に登録されました。

三の丸南西

f:id:Gorgon:20190908081858j:plain

当日は朝の8時前に現地に到着、開門まで時間があったので城の外周

を見てまわりました。(石垣を拡張した跡を発見)

 

f:id:Gorgon:20190908082447j:plain

 アップで見てみるとこんな感じです、隅石部分が埋められ拡張された

様子がわかります。

石垣の下部と左側(増設部分)は野面積で、右側上部は " 落し積み "

となっています。

 

落し積み

f:id:Gorgon:20190908084000j:plain

先程の写真の場所からすぐ右側(東)の石垣となります、見事なまで

の落し積みとなっています。

 

三の丸西側

f:id:Gorgon:20190908084615j:plain

姫路城の周辺にはこの様に猫が沢山います、人に馴れているので近づ

いたり触ったりしても逃げません。

猫の後ろの石垣にある出っ張りは " 横矢枡形 " で石垣を登ろうとする

敵に対して横矢をかける構造となっています。

 

桜門

f:id:Gorgon:20190908085300j:plain

往時この大手には3つの城門があり、とても堅固な造りとなっていまし

た。現在あるこちらの門は昭和13年(1938)に建てられたものです。

 

桜門にある矢穴石

f:id:Gorgon:20190908090250j:plain

桜門をくぐってすぐの右側にあるこちらの矢穴石、両端をよ~く見て

みるとまだ矢穴を開ける途中段階のものだと思われます。

何がどうしてこうなった…? 

 

三の丸広場

f:id:Gorgon:20190908091311j:plain

この広いグラウンドみたいな部分にはかつて、向御屋敷や武蔵野御殿

、西側には御居城と呼ばれる屋敷群が立ち並んでいたと伝えられてい

ます。

 

上山里丸

f:id:Gorgon:20190908092755j:plain

桜門から本丸を目指す前に、まず城の北東へと進み「帯郭櫓」と

太鼓櫓」の石垣を下から眺めるために移動します。

その途中にある下山里丸と上山里丸の石垣も見てみましょう。

 

 

f:id:Gorgon:20190908100147j:plain

秀吉の時代から現在まで5期にも及んで違いがあるなんて凄いですね。

 

 

f:id:Gorgon:20190908100419j:plain

丁寧な説明で助かります。

 

チの櫓

f:id:Gorgon:20190908100730j:plain

この上山里下段石垣は2段での構成となっており、1段目の上部が犬走り

のようになっている造りとなっています。

 

 

f:id:Gorgon:20190908101140j:plain

木の切り株が目立ちますね、この犬走りの部分に樹木が生えていたの

でしょうか?

 

太鼓櫓高石垣

f:id:Gorgon:20190908101534j:plain

 やはりここへ来て正解です!この下からのアングルが最高です!

まったくもって登れる気がしません。

 

帯の櫓

f:id:Gorgon:20190908102846j:plain

こちらの高石垣が、高さ約23.3mあり城内で1番の高さを誇る高石垣と

なっています。

石垣に勢いをつける視覚的効果をねらって、石垣隅部の天端石に向かっ

て中央付近から天端石を反りあげる「気勢い」の技法で積まれています。

 

排水溝

f:id:Gorgon:20190908104011j:plain

先程の高石垣から北東へ少し進んだ所にありました。

おもしろい!これは遺構なのか…?

 

姫路マラソン

f:id:Gorgon:20190908104623j:plain

この日は2019.2.10でたしかこの次の週がマラソンの日だったと思います。

この「揚羽蝶」のデザインがとても好きなので思わずパチリと一枚。

 

天守大柱

f:id:Gorgon:20190908105420j:plain

城北東の散策を終え、菱の門へと向かいます。その途中右手(東)に

このような標註を発見、早速覗いてみる事にしました。

 

f:id:Gorgon:20190908105810j:plain

 凄いですね、とても立派な木材です。

 

菱の門東側の石垣

f:id:Gorgon:20190908110407j:plain

ここ菱の門から先は有料エリアとなります、なので門をくぐる前に石垣

を見てまわります、矢穴や刻印は見当たりませんでした。

その代わりにこの先(東側)で石棺を見つけました、それについては

其の二で紹介したいと思います。

 

菱の門

f:id:Gorgon:20190908111020j:plain

三の丸から二の丸へと入るまさにこの城の主要路となる部分です。

鏡柱上部の冠木に木製の花菱が飾られています、だから菱の門というのか?

門の窓は、3つの竪格子窓とそれを挟みこむ形で華頭窓が設けられており、

その窓枠や格子に金箔の飾り金具が付けられ、とても華麗な装飾となっ

ています。

 

三国濠

f:id:Gorgon:20190908113236j:plain

姫山と鷺山の間に設けられた四角い濠となります。

説明看板があるので見てみましょう。

 

f:id:Gorgon:20190908113750j:plain

因みに三国濠の石垣には石垣の継ぎ接ぎの跡が見てとれます、探して

みて下さい。

 

るの門横の石垣

f:id:Gorgon:20190908114243j:plain

三国濠を東へと進むと、 " リの一渡櫓 " の石垣に突き当たります。

この石垣には写真にある様な継ぎ接ぎの跡が見てとれます。

説明看板があるので見てみましょう。

 

f:id:Gorgon:20190908114645j:plain

当日現場では気が付かなかったが、写真中央やや左側の一番下の石に

" 矢穴 " がある事を記事を書いている今、気が付いた…俺もまだまだ

だな。

 

るの門

f:id:Gorgon:20190908115231j:plain

 こちらは大手口から天守まで最短距離で行ける抜け道的な埋門で、中

は大人が1人通れる程度の広さとなっていて、かつては門扉がついていた

とされています。

 

f:id:Gorgon:20190908115946j:plain

なるほど、敵が攻めてきた時にこの埋門を使って遊撃隊を繰り出し、

奇襲を仕掛ける事も想定していたんですね!(この造り恐るべし!)

 

西の丸からの天守

f:id:Gorgon:20190908120454j:plain

ここで西の丸へと移動し、化粧櫓などを見ながら天守を目指す事にしま

した。西の丸へと入る坂を登りきった所でふと振り返るとこちらの風景

が目に入りました、朝日が当たり光り輝く白漆喰の壁に思わず一枚。

 

化粧櫓内部

f:id:Gorgon:20190908121120j:plain

千姫がこの櫓を休憩所とした事が名前の由来とされています。

この化粧櫓から天守が良く見える窓があったので、そこから天守を写真

に収めました。

 

化粧櫓からの天守

f:id:Gorgon:20190908121730j:plain

かつて千姫はどのような心境でこの白亜の大天守を眺めていたのだろ

うか?

 

千姫が…!

f:id:Gorgon:20190908122338j:plain

千姫の部屋を見てみると中には千姫の人形が1体……。こ、怖い!

 

十字紋瓦

f:id:Gorgon:20190908122640j:plain

「にの門」の破風上にある十字紋瓦で、当時キリシタンであったであろ

黒田官兵衛に関係があるとされていますが、真偽の程はわかりません。

 

天守をめざす

f:id:Gorgon:20190908190044j:plain

天守をめざしてグングンと登って行きます、それにしても凄い人の数。

 

石灯篭の基礎

f:id:Gorgon:20190908190425j:plain

 石灯篭の基礎石が上下が平で再利用しやすかったのだろうか?

 説明看板があったので見てみましょう。

 

 

f:id:Gorgon:20190908191323j:plain

ここ姫路城では探せばまだまだ転用石がありそうですね。

 

姥ヶ石

f:id:Gorgon:20190908191808j:plain

乾小天守の北側石垣に組み込まれている転用石となります。

説明看板があったので見てみましょう。

 

 

f:id:Gorgon:20190908192004j:plain

姥ヶ石の話は伝説(作り話)だったんですね。

 

水の二門

f:id:Gorgon:20190908192705j:plain

とても狭く造られている門で、門の向こう側は下り坂になっている造り

になっています。

通常天守は城において1番高い場所にあるため(例外もあります)侵入

してきた敵兵はこの門の先が下り坂になっているため天守に通じている

とは思わずに混乱させられる事をねらって造られていると言われています。

 

軒丸瓦

f:id:Gorgon:20190908193555j:plain

ここ姫路城には歴代城主たちの家紋が入った軒丸瓦と滴水瓦が多数使用

されています。

この逆三角形の形をした物が " 滴水瓦 " で雨水がこの部分をしたたり落ち、

地面にある瓦等で造られた排水溝へと落ちる事で軒先や漆喰の壁を雨水

から守る仕組みとなっています。

今回はここまで其の2へつづく。

姫路城

見所ポイント天守櫓群門多数石垣、濠、本丸、二の丸、三の丸、他多数。

駐車場:姫山駐車場、城の北駐車場、大手門駐車場等、約2000台駐車可能。

中間報告天正8年(1580)に若き日の秀吉が三層の天守を築き完成させた姫路城はその後、慶長6年(1601)池田輝政によって近代城郭として大きく拡張され変貌をとげました。現在でも残る大天守群はもとより、各種櫓、門など、とても見所があり(見所がありすぎて時間がいくらあっても足りない)一日中居ても飽きない程の大城郭で、訪れる者を魅了してやみません。もはや言うに及ばずの名城、姫路城について其の二でも色々と紹介していこうと思います。

其の二へつづく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記事が気に入った方はクリックして下さい。
お城巡りランキング