みやじ の登城備忘録

2018.4月スタートの続日本100名城スタンプラリーをメインに活動をしています。お城の散策と同時に地元B級グルメも堪能します。


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唐沢山城登城!続日本100名城 23城目 関東一と称された山城~ 其の一

唐沢山城

別名:根小屋城、栃本城、牛ヶ城、

所在地: 〒327 - 0801 栃木県佐野市富士町1409(唐沢山神社) 

城地種類: 山城

築城年代: 15世紀後期頃(所説あり)

築城者: 佐野氏

主な関連施設佐野市郷土博物館、唐沢山神社(スタンプ設置場所)

文化財史跡区分: 国指定史跡

天狗岩から

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2017年4月6日の「城の日」に財団法人日本城郭協会が続日本100名城

を発表しました、栃木県からはここ " 唐沢山城 " が選ばれました。

スタンプを押したうえで登城数をカウントしたいと思います。

今回の唐沢山城をもって続日本100名城、登城 23城目とします。

唐沢山城概要:

現在の栃木県佐野市に位置する標高242mの唐沢山山頂に主郭をおき、そこを中心に東西の尾根に郭を配置する構造の山城となっています。

戦国期には戦国最強と謳われた上杉謙信に9回も攻められ、見事に4回退けています。

そのため関東7名城の一つにも数えられ、関東一の山城ともいわれています。

 

唐沢山城鳥瞰図

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出典元:「余湖君のホームページ」http://yogokun.my.coocan.jp/ 

毎回記事を書くうえで頭を悩ませるのが、縄張図をのせて説明をしたい

のに著作権の問題とか色々ある事です。

最近知った事なんですが、こちらの「余湖君」さんが作図された鳥観図

はクレジット表記をすれば転載してもよいとの事なので早速拝借。

とても見やすくて、素晴らしい鳥観図なので毎回山城に持っていってます。

 

 

駐車場

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場所はこちら・緯度経度 36.355448 139.598377 駐車台数はかなりの

台数が停められます。(車を降りたその瞬間から猫たちの歓迎を受けます)

 

猫だらけ

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ここ唐沢山城には沢山の猫達が棲んでいます。(みんな野良猫です)

なぜか皆、栄養状態が良いのか太っています、この理由は後に判明し

ます。

 

食い違い虎口

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駐車場から南に100mも進むとレストハウスがあり、その横にこちらの

入口があります、石垣は近代に積み直されたものとなります。

 

天狗岩

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先程の虎口を入った所すぐ右側にあるのが、こちらの天狗岩となります。

猫が何匹かいますね。

 

 

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天狗岩からの眺望となります、かつてこの見晴らしの良さを活かして

この場所に物見櫓が建っていたとかいないとか…?

 

大炊の井

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避来矢山(ひらいしやま)と西城の間にある口径9m、深さ8m以上の

とても大きな井戸となります。(現在まで水が枯れた事がないらしい)

説明看板があったので見てみましょう。

 

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パンフレットや資料には口径9m、深さ8mとありますが、

この看板には直径8m、深さ9mと書いてあります。

(どちらが正解なのでしょうか?)

 

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どうやら、資料やパンフレットが正解のようです。

 

 

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横から見るとこんな感じとなります、相当大きい井戸ですね。

 

四つ目堀

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この堀は本丸のある城山と避来矢山とを隔てる堀切で、深さ約3m、

幅9m程だったと言われています。

 

 

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現在は石橋がかかっていますが、往時は曳橋であったとされています。

 

帯曲輪

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パンフレットには以下、こう書かれています。

「古地図や古記録では三の丸を含めて帯曲輪としていますが、現在は細長

い平坦地をさしています。」

確かに「浅野文庫諸国古城之図」(佐野・下野)には1つの曲輪(三の丸)

の中に帯曲輪と書かれています。

 

三の丸

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現在では帯曲輪と二の丸の間を三の丸としています。

三の丸説明看板があったので見てみましょう。

 

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「部分的に石垣も認められる」と書いてあったので、探してみました。

 

 

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埋もれかけ、そして崩れています。

 

神社参道

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現在はこの唐沢山神社の参道から本丸へと進みますが、本来の大手道は

この参道の左側(北側)にあり、南城の手前で二の丸方面へと折れ、

二の丸から本丸へと進むルートになっていました。

 

桜馬場

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幅は4~5mほどで武士が乗馬の訓練をした場所と言われています。

 

神社社務所

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参道を登りきった所に南城と呼ばれる曲輪があり、そこに神社の社務所

があります、また続日本100名城のスタンプはここで押す事になります。

南城・南西側の石積

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南城の南西側に展開するこちらの石積は大きく孕んでいます、高さが

無いのにもかかわらず何故だ?と、思って石の裏側をよ~く見てみると

土の法面に直接石を張り付けているだけの石積なので、土圧によって

石材が押され、孕んでしまっている様子でした。

 

 

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この南城南西に展開する石積の上部は積みなおされた痕跡があります。

 

南城説明看板

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 ここに立って空が曇っていたらかなり凹む事間違いなし!

その眺望がこちら↓(逆光で霞んでいます…)

 

南城からの眺望

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晴れて空気の澄んだ日には富士山や東京スカイツリーが見れるそうです。

 またこんな話が残っています、「江戸で火災があったとき、山頂にある

唐沢山城よりこれを発見し早馬で江戸に駆け参じたが、江戸を見下ろ

せる所に城を構えるは何たることかと家康の不興を買ったと。」

信じる信じないもあなた次第です。

 

南城・南東石垣

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南城の南東に位置する高石垣となります、こちらは南西側とは違い

裏込めの栗石もあり、隅石部もしっかりとした造りとなっています。

 

 

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さすがにこの高さなので、しっかりとした " 石垣の技法 " で積まれて

いるみたいです。

 

いざ、本丸へ

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こちらの階段を上がって本丸へといく事が出来ます。

本丸へと行く前に、ここで一番の見どころである高石垣を見に行きます。

 

本丸高石垣

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ここ唐沢山城において一番の見どころと思われる、本丸高石垣です。

この石垣が積まれた正確な年代や施工者は記されていません。

今回はここまで、その二ではこちらの高石垣の秘密と城の東側の曲輪

と堀、そして山の中腹にある珍しい堀についてレポートしていきます。

唐沢山城

見所ポイント:本丸、二の丸、三の丸、堀切、竪堀、○○の堀切、高石垣、猫達、等。

駐車場レストハウス前に無料Pあり、50台以上駐車可。

中間報告:まず感じたのは猫が異様なほど、あちこちにいる事でした、皆なぜかぽっちゃりとしており栄養状態が良い感じ、理由については其の二で報告します。

あと、ここ唐沢山城において一番の見どころである " 高石垣 " ですが、こちらについてもただの石垣ではない可能性があり、詳細については其の二で報告しようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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