高島城
別名: 諏訪の浮城、島崎城、
所在地: 長野県諏訪市高島1丁目20-1
築城年: 文禄元年(1592年)
城地種類: 平城
文化財史跡区分: 市指定史跡
高島城登城 続百名城No.130 2017.4.16
2017年4月6日の「城の日」に財団法人日本城郭協会が続百名城を発表しました。
長野県からは龍岡城と高島城が選ばれました。
これは行くしかないっ!と、週末に行ってきました。 其の二(完)
城内外周散策
持方月櫓付近の濠と石垣です、軟弱地盤の上に積まれているらしいが
意外と石垣は歪んだり、沈んだり、また「はらんで」もいません。
持方月櫓跡
(もちかたつきやぐら)名前の由来を知りたいです。
公園内
城内は高島城公園として市民の憩いの場となっています。
芝生等もあり、それなりに手入れがされています。
富士見櫓跡
公園内外周を北へ進んで行くと「富士見櫓跡」があります。
当日は生憎の天気で富士山は見えませんでした。
芭蕉の句碑?
「芭蕉」の部分だけ分かったので思わず写真に収めた石碑、調べてみると…。
芭蕉句碑:花に遊ぶ虻那くらひそ友雀(はなに あそぶ あぶなくらいそ ともすずめ)
意味: 花にいるアブにも存在する意味がある、だからそのアブを食べたりイジメたりしてはいけないよ、すずめ達よ、仲よくするんだよ。そんな感じの意味らしい。
土戸門跡
説明看板にはお城の「お勝手口」的な門であったと記されていました。
では、その看板を見てみましょう。
土戸門跡説明看板
あくまでも個人的見解ですが、この「土戸門」
なぜか親近感がわいてきます。
三の丸御殿裏門
ここは本丸、なのに三の丸御殿裏門とは?
門の横にある説明看板を早速見てみましょう。
説明看板
そうです、残念な事に現在では本丸部分しか残っていないのです。
外周石垣
先程の門をくぐって外へ出ると、道路にでます。
何故にここだけ、こんな感じの石垣なのだろうか?
他がしっかりとしているだけに違和感が残る…。(やっつけ仕事的な感じが…)
いざ、天守へ
天守の入り口付近にある説明看板です。
埋め立てられた高島城
日根野さんが必死になって湖畔に築いた諏訪の浮城も、その後領地替えでこの地にきた
諏訪氏によって田んぼにされてしまい現在に至ります。(何で埋め立てるかな~)
天守からの眺望
かつてはすぐそこまで諏訪湖の水辺が来ていたのに…。
天守からの眺望(2)
冠木橋、冠木門を上から眺めます。(風が心地よい)
帰る前に…。
隅櫓と石垣と濠を目に焼き付ける。素晴らしい、そして美しいっ!
「またいつの日にか訪れよう」そう思い城を後にする事に。
ご当地B級グルメ
「 信州みそ天丼 」
信州みそ天丼(しんしゅうみそてんどん)とは、諏訪市のご当地グルメの一つで、天丼のタレを諏訪味噌ベースとしたものである。
天ぷらの種は、山菜やワカサギ、手長エビなどであり、天ぷらの上に諏訪味噌ベースのタレがかかっている「信州・天竜川どんぶり街道の会」加盟作品である。
当地では、15店程の店舗で提供されている。と、(ウィキペディア)にあります。
ここで食べました↓ Ctrlキーを押しながらクリックするとジャンプしません。
https://tabelog.com/nagano/A2004/A200404/20000767/
駐車場
3時間まで無料なので、ゆっくりと食べる事が出来ます。
お土産
信州定番のお土産以外にも、今回はどうしてもこちらが気になったので
購入しました。(やわらかくて美味しかった)
スタンプは
まだありません。
続百名城のスタンプラリー、早くやりたい…。
高島城
見所ポイント: 本丸、天守、冠木門、冠木橋、角櫓、内堀、石垣、
駐車場: 市営の無料駐車場が天守直下にアリ。(ここに作るか駐車場を…。)
総評: 秀吉の家臣、日根野高吉(安土城や大阪城の築城にも携わった築城の名手)
が7年の歳月(かなりの突貫工事で領民からは嫌われていたらしい?)をかけ築城したのがこの高島城です。
城の際まで諏訪湖の水が迫り、湖上に浮いて見えた事から別名「諏訪の浮城」と呼ばれ、また、「 諏訪の殿様良い城持ちゃる うしろ松山前は海 」と歌われた名城です。
この城に来て一番感じた事は(何故に城の周りを埋め立ててしまったのか?)
この一言につきます。(葛飾北斎の浮世絵にも描かれている程に美しかったのに)
往時、湖上に浮いているかの様な湖上の城、「諏訪の浮城」を見てみたかった…。
長野県及び諏訪市へ、今からでも遅くはないので埋め立てた所を元に戻しましょう。
(あくまでも個人的な見解です、あしからず。)