みやじ の登城備忘録

2018.4月スタートの続日本100名城スタンプラリーをメインに活動をしています。お城の散策と同時に地元B級グルメも堪能します。


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飛騨松倉城登城! 松倉山山頂(標高857m)に築かれた石垣群を求めて~

飛騨松倉城

別名: 夏城

所在地: 〒506-0034 岐阜県高山市松倉町城山

城地種類: 山城

築城年代天正7年(1579)頃。

築城者姉小路頼綱(あねがこうじ よりつな)

主な関連施設: 松倉シンボル広場(トイレ等)

文化財史跡区分: 県指定史跡

主郭からの雲海

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2017年4月6日の「城の日」に財団法人日本城郭協会が続100名城を発表

しました。岐阜県からは苗木城郡上八幡美濃金山城大垣城

選ばれました。美濃金山城以外は登城済みです、スタンプを押した

うえで登城数をカウントしたいと思います、前回の苗木城で17城となり

ました。最後の美濃金山城へ行く前に飛騨の名城と謳われた「飛騨松倉城

に登城する事にしました。

松倉城概要:

天正7年(1579)に飛騨の戦国大名だった、姉小路頼綱(三木自綱)が松倉山の山頂に築いたのが飛騨松倉城となります。高山市街の南西に位置し、標高857mの頂きに築かれた山城となります。しかし天正13年(1585)に秀吉と対立した事で金森長近軍の攻撃を受けて落城してしまいました。その後、金森長近は高山城を築いてこの松倉城を廃城としました。

松倉シンボル広場

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ここ松倉城は標高こそ857mありますが、比高は(360m)位でしかも

8合目付近まで車で行けるので、軽装&スニーカーでも登城可能となり

ます。(ここにトイレとジュースの自販機があります)

 

遊歩道地図

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この様に駐車場(シンボル広場)から松倉城までは、とても近いです。

尚、パンフレット等は無いので、事前に縄張図を用意しておきましょう。

 

 

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松倉シンボル広場向かいのこちらの階段から主郭を目指して登ります。

 

登城路(搦手側)

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シンボル広場から登る場合、城の西側からの登城となります。

 

堀切

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山頂近くまで登ってくると、堀切が現れます。

ですがかなり小ぶりな感じで、看板が無ければ見逃してしまいそうです。

 

突然現れる石垣群

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シンボル広場から約15分くらいでしょうか?草木の影からこの石垣が

突然姿を現すのでビックリするのと感動するのとで、思わず声がでます。

おぉ~! スゲー!」夜明けと同時に登っているので、当然の事ながら

周りに人は誰も居ません、おかしな声を出し放題です。

 

野面積

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この場所は城の西側、三の郭の西南隅櫓があったとされる付近の石垣

となります。この巨石を使用した野面積の石垣が何ともいえない威容

ともいうべきオーラを発している感じです。

 

 

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石の隙間から中を照明を当てて見てみると、この巨石は奥行き

がかなりあります、つまり重量的には相当な重さとなるはずです!

まるで「見せる石垣」のような感じです。

 

 

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 「どうだ、凄いだろ!」と言わんばかりに巨石が石垣に組み込まれて

います。

 

 

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重機の無い時代に、これだけの石を積むには相当な苦労があったに違い

ないと思います、何しろこんな急斜面の山頂ですから…。

 

 

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石垣好きにはたまらない、もう興奮が止まりませんっ!

 

外郭西の高石垣

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ここ松倉城の縄張は主郭の西側を、外郭と呼ばれる曲輪が取り囲んで

いる形となっています。外郭のサイズは東西約37m、南北30mほどの

長さとなっています。

(はやる気持ちを抑え、いったん西端へと移動し櫓跡を見学します)

 

西南隅櫓跡

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ブログ冒頭で紹介していた、巨石を組み込んだ石垣はこの櫓台の下側

に展開されています。

 

三の郭南西高石垣

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 この三の郭に組まれている石垣群は本当に素晴らしい!この石垣だけ

でも見に来る価値は大いにあると思います。

この南西の面中央にある一際大きい石(必見!)がとても気に入りました。

これで先程の外郭西の高石垣の所へと戻ります。

 

外郭西高石垣

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それにしても見事な高石垣です!注目すべきは写真右手の隅石部分です。

基本野面積の石垣ですが、この隅部にいたっては加工された石が使用され

ている事です。

 

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先程の石垣を反対側から見た写真です、隅石の加工具合はこちらから

見たほうが分かり易いですね。

 

間詰石

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もう完全にこの隅石部分は " 打込接 " の様相を呈しています。

野面積から打込接へと石積の手法が移行していく過程で築かれた城、

石垣だったのかもしれませんね。

 

 

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場所によって使用されている石材の大きさや形に大きな違いが見られ

ます、これは積まれた時期や積んだ職人の違いでしょうか?

 

外郭北西部の石垣

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この石垣を見たときに思わず声がでた「超ヤベーッ」この雰囲気が

カッコ良すぎです! 「こんな山奥で早朝からヤベーとか叫んでいる

お前のほうがヤバいわっ」と、突っ込まれそうです。

 

 

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大きい石と小さい石とのコラボレーションが良い味だしてます。

 

 

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ここ(飛騨松倉城)が100名城でもなく、また続100名城でもなく、国

の指定史跡でもないのはおかしい気がしてならない。

(選考基準等があるので致し方ないのですが…)

過小評価されていると、強く思う今日この頃でした。

 

主郭広場

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二の郭から本丸虎口を通り、石段を登るとこちらの主郭へと着きます。

何故か虎口と石段の写真が無くなっていました。(またやっちまった)

 

主郭の石柱

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この時、向こう側の雲海が気になって " 心ここにあらず " の状態でした。

因みに主郭のサイズは、東西約24mで南北約22mとなり約520~530㎡

位の広さとなるそうです。

 

 雲海

 

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主郭から北側を見た風景となります、本来なら眼下に高山市街地が広

がるのですがこの日は運が良いのか、最高の雲海が広がっていました。

 

二の郭からの雲海

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雲海はまだ消えそうにないので、ここでいったん主郭からみて東南東

へと進み二の郭から大手門と井戸跡、旗立岩を見に行きます。

 

井戸跡

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大手門跡のすぐ近くにある井戸跡となります、ほぼ埋まりかけています。

 

旗立岩

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 こちらの旗立岩、上部には亀裂がありそこに城主の旗を立てた事から

旗立岩と呼ばれているとか。

 

大手門付近の石垣

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ほんの僅かに存在する大手門付近の石垣となります。

城の西側と比べるとこちら(東側)は簡素な造りとなっています。 

これで松倉城散策はほぼ終了、主郭へと戻り雲海を堪能する事に。

 

主郭からの雲海

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 この日は2018.11.25日の朝、気温は3℃位だったと思います。

三の郭の見事すぎる石垣から始まり、そしてこの雲海!もう興奮と感動

で鼻血が左の鼻から出てしまいました。(少し垂れた程度)

 

 

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標高857m、気温摂氏3℃、眼下に広がる雲海、そこに左の鼻の穴に

ティッシュをつめた男が1人。絵に…なるかな?…、ならねえな。

このあと大満足で下城したのは、言うまでもありません。

 

お土産

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飛騨高山にはご当地グルメやお土産が沢山あり、何を購入しようか

迷ってしまいます。

陣屋団子が有名なのでこちらの商品を購入、お土産にしました。

(配った方々からの評価は好評でした)

 

ご当地グルメ

沢山ありすぎて選べませんでした。

飛騨牛食べたかった)

 

飛騨松倉城

見所ポイント:主郭、外郭、三の郭、二の郭、南中間櫓跡、石垣群、堀切、眺望等

駐車場:松倉シンボル広場(10台程度)

総評:飛騨松倉城高山市街の南西、標高857mの山頂に築かれた山城で当時難攻不落とされていました。今回そんな飛騨の名城と謳われる松倉城へ来たわけですが、正直ここまで素晴らしい大好物的な石垣群が佇んでいるとは思いませんでした。まさに嬉しい誤算というやつです、それともう一つ嬉しい誤算は偶然にも綺麗な雲海が見れた事です、感動と興奮で鼻血がでてしまう程にとても充実した松倉城登城となりました。こんなに素晴らしい石垣群と眺望が楽しめる過小評価されすぎの城、飛騨松倉城に週末あたり訪れてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岐阜県内の続日本100名城再訪の旅                        続日本100名城のスタンプを求めて~

大垣城天守

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2017年4月6日の「城の日」に財団法人日本城郭協会が続100名城を発表

しました。岐阜県からは苗木城郡上八幡美濃金山城大垣城

選ばれました。美濃金山城以外は登城済みです、スタンプを押した

うえで登城数をカウントしたいと思います、まず再訪1城目は大垣城とし、

登城 15城目とします。

 洪水の跡

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明治29年(1896)の台風で浸水した時の水位が石に刻まれています。

 

 

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この時城下の80%の民家が屋根まで浸水したと伝わっています。

 

天守内部

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天守内部は資料館となっており、写真の撮影もOKとなります。

素晴らしい対応です、せっかく来たのだから写真は撮りたいですよね。

 

 

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シャチホコも置いてありました。

 

 

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天守最上階からの景色です。

 

スタンプ押印

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スタンプ設置場所大垣城天守

スタンプの状態: " 普通 "  必ず試し押しを。

スタンプの印影: 外見復元(RC造)の天守となります。

 

郡上八幡城再訪!続日本100名城16城目

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前回来たときに色々と話を聞かせてくれた、手作りの甲冑を着たボラ

ンティアガイドのオジサン2人はこの日いませんでした。(残念)

 

天守内部(木造)

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こちらの天守昭和8年(1933)に築造されました。

 

 

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木造なので維持管理等が大変そうです。

 

 

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さすが木造なので、階段も急角度となっています。

 

 

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天守最上階の内部となります、ここからの景色と受ける風はとても

心地よいものとなります。

 

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こんな感じの眺望となります。

 

スタンプ押印

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スタンプ設置場所郡上八幡天守一階

スタンプの状態: " やや良 "  必ず試し押しを。

スタンプの印影: 「ここ以外にはないでしょうな」の印影。

 

飛騨高山城登城!

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せっかくなのでこちらの飛騨高山城へと足を運びました。

標高686mの山に築かれた平山城で金森長近によって築城されました。

1695年に廃城となり、徹底的に破却され現在では一部の遺構を除いて

ほとんどが残っていません。

 

搦手口から

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石垣らしき物がありますが、遺構ではありません。

ここから本丸までは15分程度で着きます。

 

本丸跡

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現在ではこのような感じで、何もありません。

 

 

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こちらの復元想定図どおりに石垣や建物があったとしたら、本当に

徹底的に破却したんだなと思いました。

(石垣の石は本丸周辺に一つも見当たらない)

 

銅像

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城跡の麓にある金森長近の銅像です。

 

高山陣屋

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高山城の麓にはこちらの温泉街があり、観光客で賑わっています。

 

 

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今度ゆっくりと旅行で来たいと思いました。

 

高山陣屋

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開門は09:00位からとなります、それまでの間はこの場所で朝市が行わ

れています。

 

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開門後に中を見学したかったのですが、後の予定が詰まっているので

また来たときにしようと朝市で買い物をして陣屋をあとにしました。

 

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高山陣屋についての説明となります。

 

お土産

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「のりこばあちゃんの店」で購入したこちらのお米(新米)は家に帰っ

てから食べたがとても美味しかった。

 

苗木城登城!続日本100名城17城目

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こちらが苗木城遠山資料館で続100名城のスタンプはこちらで押す事が

できます。

 

看板

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左下に小さく「岐阜の宝もの」と、書いてありますがまさにそのとおり

で、この様な素晴らしい城跡を大切に後世の世に伝えていってもらい

たいものです。

 

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こうして見ると、いかに巨岩が多いか分かる模型となっています。

 

スタンプ押印

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スタンプ設置場所中津川市苗木遠山資料館

スタンプの状態: " "  屋内管理で状態はとても良い。

スタンプの印影天守展望台を下から見上げた構図の印影となります。

 

このあと飛騨松倉城と美濃金山城へと行きました。

この2つの登城記録は次回以降で紹介したいと思います。

岐阜県はとても見所のある山城が沢山あり、また訪れたいと

思いました。 

        

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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