みやじ の登城備忘録

2018.4月スタートの続日本100名城スタンプラリーをメインに活動をしています。お城の散策と同時に地元B級グルメも堪能します。


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岐阜城登城! 日本百名城41城目 2011.3.31

岐阜城

別名: 稲葉山城金華山城、

所在地: 〒 500 - 0000  岐阜県岐阜市金華山天守閣 18

城地種類: 山城

築城年代: 建仁元年(1201)頃

築城者: 二階堂行政

天守の現況・形態: 三重四階・復興天守(RC造)

文化財史跡区分: 国指定史跡(2011年指定)

天守(復興)

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平日ではあるが仕事が3日ほど休みになったので岐阜県、愛知県、滋賀県福井県の名城 8城(100名城)を巡る旅に出る事にしました。1城目はここ「 岐阜城 」へ。

岐阜城概要:

最初の岐阜城は、鎌倉時代二階堂行政により創築されたとされるが不明である。戦国時代斉藤道三が山城部分である稲葉山城と城下を整備した。それを美濃支配を推し進める織田信長が攻め落とし、岐阜城と改めて山頂に居住屋敷、山麓に居館を設けるなど居城として整備した。信長が安土城に移ってからは信長の子息や一門が入る。しかし、関ヶ原の戦いで城主織田秀信が西軍につき、その後池田輝政に攻められ開城し、廃城となった。明治時代に我が国で最初の観光目的の天守が再建されたが、昭和18年(1943)に焼失。現在の天守は昭和31年(1956)に再建されたものである。

と、手元の資料に書いてあります。

 

登山道(馬の背ルート)

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せっかくなのでロープウェイではなく徒歩で山頂を目指す事に。

そこで幾つかルートがあったのですが、健脚者コースで登る事に

しました。(馬の背ルート)この選択は後で後悔することになります。

 

馬の背ルート

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しばらく登ると写真の場所へと到達、木の根っこや岩盤がむき出し

の急斜面が目の前に立ちはだかります。(四つん這いポイント

写真では分かりにくいですが、かなりの角度です。

 

二ノ丸から

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この日は3月31日でまだ肌寒い季節なのに、ここから写真を撮る

一人の男は何故か全身汗だくでした。(原因は馬の背ルート

近くにいた人達は(この人なんでこんなに汗だくなの?)みたい

な目で自分を見ます。

 

天守到着

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昭和31年(1956)に完成した2代目の復興天守です。

加納城御三階櫓の図面などを参考に設計され、1997年には大改修

を実施し、色鮮やかな姿がよみがえりました。

 

 

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なぜ加納城の御三階櫓なのかというと、岐阜城天守関ヶ原の戦い

の後に加納城二の丸へと移築され、そこで御三階櫓にされたから

です。

 

天守からの眺望(1)

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まさに " 眺望 " とはこの事だと思わせる景色です。

青く澄んだ空と街並みが最高に美しい!

 

眺望(2)

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往時、織田信長はここからの景色を見て何を考えたのだろうか?

妄想が膨らみます。

 

岐阜城資料館

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岐阜城天守を出てすぐ近くに岐阜城資料館があります。

昔の武器庫、食糧庫を昭和50年4月に復元したもので、内部には

岐阜城関係の資料等を陳列しています。(100名城スタンプはここ)

 

スタンプ押印

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スタンプ設置場所岐阜城資料館入口

スタンプの状態: " 普通 " 左下がかすんでしまいました。

岐阜城

見所ポイント天守台、櫓台跡、門跡、井戸跡、石垣、天守からの眺望、等

駐車場:堤外(第一、第二)駐車場 乗用車:300円(1日単位、1時間までは無料)

総評金華山山頂に建つ天守からは360度の大パノラマが眼下に広がり、長良川濃尾平野を見渡せる。信長居館入口の復興冠木門や巨大な岩石群もどっしりとしており、信長の居城に相応しい雄大さである。と、手元の資料に書いてあり、まったくその通りだと思いました。

歴史に詳しくない人でも知っている、織田信長岐阜城は当然地元の人達からはとても愛され、そして尊敬されているので町の至る所で信長関連の絵や看板等を見掛けます。

そんな町の人々の気持ちが伝わってくるかのような空気感が、自分はとても好きです。

この素晴らしき岐阜城と城下町、そして信長公に週末あたり会いに来てはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伊豆・長浜城登城! 北条水軍の拠点となった城~ 其の二

伊豆 長浜城

所在地:〒410 - 0225  静岡県沼津市内浦重須

城地種類:山城(海城)

築城年代:不明  天正7年(1579)頃?

築城者:不明  大川氏?梶原氏?

文化財史跡区分:国指定史跡

伊豆・長浜城概要:

駿河湾奥部の内浦湾に面したこの城は、室町時代から北条氏に仕えていた大川氏が居城としていた。その後武田氏が狩野川沿いに三枚橋城(のちの沼津城と同地)を築城したため、水路を絶たれた北条氏が1579年(天正7年)頃、北条水軍の基地として改修したとされる。武田水軍との幾多の戦いの際の発進基地ともなっており、1580年(天正8年)には千本浜沖で、後に駿河湾海戦と呼ばれる大規模な海戦も起こっている。そして、1590年 豊臣水軍の侵攻の際は土侍が敗走、一戦も交えず陥落した。

と、Wikipediaに書いてあります。

伊豆の海城

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とても寒く風が強いのだが、天気が良いので静岡県沼津市内のお城を

巡る事にしました。

 

帯郭

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帯郭(郭J)を通り、重須側(南西)へ向かいます。

 

安宅船模型

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原寸大で表示されています。

けっこう大きいです。

 

石垣

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ここ長浜城は自然の地形を利用した土塁を中心に城郭造りがされて

いるため、城内では石垣をあまり目にする事がありません。

 

堀切I下の竪堀

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南西の急斜面にある竪堀はこの部分に存在します。

 

竪堀

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現在はこんな感じになっています。

それでは説明看板を見てみましょう。

 

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しっかりとした説明で分かり易いです。

 

竪堀からの景色

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この重須側の斜面が、いかに急峻で高さがあるか分かると思います。

 

第一郭(主郭)へ向かう

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ここ長浜城の説明看板はとても良くできていて感心します。

 

 

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縄張りにおける主郭の位置です。

 

主郭から見る城配置

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ここ長浜城が北条軍にとっていかに重要な拠点であったか

想像ができます。

 

本来なら富士山が…

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晴天の日ならちょうど雲がある辺りに、富士山が見えてとても

美しい景色だそうです。

 

主郭建物跡から見る

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ここにあった建物から指揮官が色々命令や指示を出していた

のだろうか?

 

重須側説明看板

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ここ長浜城の防衛の要はやはりここ、「 重須側 」 なんだろうな

と思いました。

 

安宅船

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よく出来たCG写真だな、と思ったら実物?

沼津市立図書館展示)とあります、見てくるんだったと後悔。

 

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船の帆と艪についての説明です。

 

 

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舵についての説明です。

 

 

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小早船についての説明です。

 

 

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攻撃についての説明です。

戦う事に重きをおいた「 軍船 」ですね。

 

 

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安宅船の防御についての説明です。

それにしても良く出来ているなと、感心させられます。

 

駿河湾海戦

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実力が拮抗し、引き分け続きだったという事でしょうか?

 

ガイダンス施設と城址

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城の南西(重栖側)斜面とガイダンス施設です。

国指定史跡だけあり、とても充実したガイダンス施設となって

います。

 

バス停

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さすがは国指定史跡!バス停まで完備してます。

まさに至れり尽くせりです。

 

スタンプは…

ありません。

 

ご当地グルメ

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 アジの干物

沼津港はアジ干物の伝統ある製法と恵まれた風土により
「干物(ひもの)加工」が日本一と言われています。

こちらで食べました↓

 https://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220501/22018996/

 

  伊豆・長浜城

見所ポイント:第1~4郭、第2郭の櫓、堀、竪堀、腰郭A.B.C.D.山頂からの眺望、等

駐車場: 長浜釣堀観光センターの一部が長浜城見学者用Pとなっています(5~6台)

総評:内浦湾に突き出た半島を上手く利用し、竪堀や堀、各郭群を配置し、要害堅固な「 海城 」に完成させた北条氏の築城技術に関心させられる、とても見所のある城跡となっています。国指定史跡だけのことはあり、道も整備されていて、芝生も敷かれてきれいです。北条水軍の拠点として何艘もの軍船が停泊していたとされるここ長浜城

往時、軍船が海面を埋め尽くさんとする光景が目に浮かんでくるようです。こんな素敵な海城である伊豆・長浜城にご家族で訪れてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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