みやじ の登城備忘録

2018.4月スタートの続日本100名城スタンプラリーをメインに活動をしています。お城の散策と同時に地元B級グルメも堪能します。


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前橋城登城! 2017.9.4

 

前橋城

別名: 厩橋城(まやばし じょう)

所在地: 群馬県前橋市大手町1丁目

城地種類:平城

築城年代: 15世紀末頃

築城者: 長野氏

文化財史跡区分: なし

群馬県庁城?

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2010年、金山城に登城したとき時間の都合で食べる事が出来なかった

太田やきそば」を食べるため、やって来ました群馬県

昼食までの時間で前橋城と高崎城を攻略する事にしました。

 

概要:

関東7名城の一つ。

前橋城、旧名厩橋城(まやばし じょう)と呼ばれ15世紀末に長野氏によって築かれました。  戦国時代、北関東の要衝として上杉謙信武田信玄北条氏康の争奪の的となったお城です。

天正10年に武田氏滅亡後、織田信長関東管領として滝川一益を前橋城を関東攻略の拠点としましたが、本能寺の変後滝川氏が伊勢へと退去すると、再び北条氏の勢力下となりました。

天正18年、家康の関東入国に従った平岩親吉が3万石で封じられ、慶長6年には酒井重忠と替わりました。その際、重忠に家康は、「なんじに関東の華をとらせる」と言ったと言われています。

酒井氏は3代忠清の時には下馬将軍と呼ばれ権勢をふるい15万石を領しました。

前橋城縄張り図

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往時、このような感じでかなり広大な敷地をもつ立派なお城だった

事がうかがえます。(現在は見る影もありませんが…。)

 

三の丸石垣

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警察署駐輪場横にある、前橋城に残る数少ない石垣。(他にもあるかもしれません)

でもよ~く見てみると、往時のものではなさそうです。(がっかりです)

 

わずかに残る遺構

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ここ前橋城は、この三の丸周辺に土塁がわずかに残るだけで、

遺構はほとんど残っていません。

三の丸土塁

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土塁の上に松が植えられています、ライトアップされるのかライトがセット

してあります。(松の木をライトアップするの…?)

 

前橋城跡の石碑

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石碑を写真に撮りましたが、真っ黒で何も見えませんでした。

 

警察署横の土塁(1)

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警察署横にある見事な土塁です、僅かばかりに残る遺構ですので

じっくりと見学します。

土塁(2)

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往時はこのような土塁が、いたる所にあったのでしょうか?

 

公園内の水路

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豊富な水量を持つ「利根川」から引かれた水路、往時はこんな感じで

利根川から城内へ水を引き、生活水としていたらしい。

下水の水路もあったらしいです。

 

臨江閣庭園

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臨江閣概要:

前橋公園近くにある「臨江閣」は、第二期群馬県の初代県令であった楫取素彦(小田村伊之助)の提言で建てられた建物で、本館、別館、茶室からなる近代和風の木造建築物です。
本館は明治17年9月、当時の群馬県令・楫取素彦(かとり もとひこ)や市内の有志らの協力と募金により迎賓館として建てられました。現在は県の重要文化財に指定させています。

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閉館だった瞬間…!

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せっかくなので「臨江閣」を見学していこうと入口まで行くと…。

まさかの閉館日でした。(この日は月曜日、月曜ってこれがあるから注意が必要です)

 

柵越しの臨江閣

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休館日で中に入れない哀れな自分は、柵越しに一枚撮りました。

 

ご当地B級グルメ

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太田やきそば

(おおたやきそば)は群馬県太田市で作られた焼きそば。麺は太く、その上から濃いソースをかける。

具は殆どキャベツのみ。しかし、ほとんど統一された特徴や定義はなく、太田焼きそばを名乗る店の中でも麺が細くソースも薄い店、具材として豚肉やこんにゃく、茹でたジャガイモなどを入れたもの、付け合わせとして唐揚げや目玉焼きを乗せたものなど様々である。 と、こんな感じの焼きそばです。

この日、家路につく前に太田市まで移動して食べました。

7年前に食べそびれた太田焼きそば、やっとあり付けました。

ここで食べました↓  Ctrlキーを押しながらクリックするとジャンプしません。

 https://tabelog.com/gunma/A1002/A100203/10001742/

前橋城

見所: 前橋公園内の土塁、警察署周辺の土塁、その他

駐車場: 群馬県庁駐車場(有料)前橋公園駐車場他

総評: 前橋城が取り壊されたとき、本丸御殿だけは取り壊しを免れました、現在その跡地にブログ冒頭に貼ってある写真のような群馬県庁が建てられました。

かつて関東7名城と謳われたほどの名城 " 前橋城 " も現在はその面影を留めてはいません。そう、遺構がほとんど残されていないのです、残念でしかたありません。

現在は、1999年に建てられた巨大(地上33階、地下3階、高さ153.8m)な群馬城

群馬県庁)が「どうだっ!」と、言わんばかりにそびえ立っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新田金山城 日本百名城26城目!

新田金山城

別名: 金山城、太田金山城

所在地: 〒 373 - 0027  群馬県太田市金山町 40 - 98 ほか

築城年代: 文明元年(1469年)

築城者: 岩松家純(いわまつ いえずみ)

城地種類:山城

文化財史跡区分: 国指定史跡

金山城登城!  百名城No.17  2010.12.5

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週末2日間で山形県福島県を中心に百名城6城制覇の旅に出かけました。

6城目、最後のお城はここ " 金山城 " へ。

 

概要:

標高239mの金山山頂の実城(みじょう)を中心に、四方に延びる尾根上を造成、曲輪とし、これを堀切・土塁などで固く守った戦国時代の山城です。

特筆されるのは、石垣や石敷きが多用されていることで、従来、戦国時代の関東の山城に本格的な石垣はないとされた城郭史の定説が金山城跡の発掘調査で覆されました。

主な曲輪群は実城・西城・北城(坂中・北曲輪)・八王子山の砦の4箇所ですが、山麓にも、城主や家臣団の館・屋敷があったと考えられ、根小屋(城下)を形成していたと見られます。 (太田市公式HPより引用)

 

城址入口

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事前の下調べで太田駅から徒歩で登ると時間がかかるとの事だったので、

車にて城址入口の駐車場へ。

ここまで車で来れば、本丸までそれ程時間も体力も必要としないので楽です。

 

西矢倉台下堀切

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西矢倉台の西下に造られた防御施設で、西城から実城(本丸)へ向う間の「堀切」となっています。

 " 堀切 " の状態がよく分かります、手入れが行き届いている感じです。(感謝)

 

物見台下虎口

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手前の説明看板によると、石垣によって虎口の先が見えないように

工夫されていると書いてあります。

 

月ノ池

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調査の結果、月ノ池も日ノ池と同様に上下二段の石垣に囲まれた

戦国時代の池だった事が判明したらしいです。

この池のすぐ上に「大堀切」があるのですが、写真を撮り忘れました。

 

 

大手虎口

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通路の先が右カーブになっており、先が見えないようになっています。

物見台下虎口と同じです。(ほんと、色々と工夫されています)

 

三の丸土塁石垣

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関東地方の中世城郭においては、土塁はほぼ土のみでの築城が多くみられますが

ここ金山城では土塁に石垣が多用されているのが特徴です。

 

日ノ池下石垣

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大手虎口通路を進んでくると、正面を塞ぐような形で大きな石垣が鎮座しています。

ここまで来た敵は正面の石垣上と、左右の郭(3方向)から攻撃を受ける形になります。(これ以上は進ませない、とする気迫が伝わってくる感じです)

 

復元された石垣群

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ここの石垣群の大部分は近年に復元、修復作業がなされたものが多いのですが

石垣の下部には古い年代の石垣が残っているみたいです。

その石を見つけ、往時の姿に思いを馳せるのもまた、

城巡りの楽しみのひとつだと思います。

 

日ノ池

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日ノ池は、金山山頂近くにある石垣で整備された池です。

対となる月ノ池や他では類をみない程、高い場所にあることから、

祭祀的な場所であったと考えられています。

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こんな高い山頂付近なのに水が湧き出るとは…。

不思議なものです。(そういえば、久留里城もそうでした)

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美しく、そして神秘的な池。(素晴らしい!)

 

金山城鳥瞰図

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城跡にこのような看板があると、とても助かります。

とても見やすく縄張りを認識しやすいです。(完成度の高い看板です)

 

スタンプ押印

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スタンプ設置場所: 金山城跡・南曲輪の休憩施設

スタンプの状態: " 最悪 "  管理状態が悪く綺麗に押せません。

群馬県太田市さん頼みますよ。(ガイダンス施設に置けばいいのに…。)

新田金山城

見所ポイント: 堀切、曲輪、土塁、石垣、物見台下虎口、月の池、日の池。

駐車場: 金山城址専用無料駐車場アリ。(30台程度)

総評: 石垣から石敷きの通路まで、城のほぼ全てが石垣造りであるという、

関東でも希有な山城である。

また、日ノ池・月ノ池といった貯水池と祭祀施設を兼ねていたのではないかと

思われる大きな池も山城ではめずらしい。と、手元の資料に書いてあります。

(まったくもってその通りです)

堀切もしっかりと整備されているので、その形をはっきりと見る事ができます。

また、通路上から見ると石垣の先が見えなくなるように造られている等、随所に色々と工夫がなされていて、とても勉強になります。

月ノ池や日ノ池などの神秘的な感じもロマンを感じさせ、訪れた者を虜にするかのような不思議な魅力がここ新田金山城にはあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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