みやじ の登城備忘録

2018.4月スタートの続日本100名城スタンプラリーをメインに活動をしています。お城の散策と同時に地元B級グルメも堪能します。


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小諸城 日本百名城18城目!(1周目)

 

小諸城

別名: 酔月城(すいげつじょう)白鶴城(はくつるじょう)

所在地: 〒 384 - 0804 長野県小諸市丁 311

城地種類: 平山城(穴城)

築城年代:天文23年(1554)

築城者:武田信玄

天守の現況・形態: 天守台のみ

文化財史跡区分:国指定史跡・重要文化財2点

小諸城登城!百名城 No.28  2010.11.20

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週末2日間で長野県のお城5城制覇の旅3城目はここ " 小諸城 " へ

 

二の丸跡石垣

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石垣の石一つ一つが大きくてとても重量感があります。

実に見事な野面積みの石垣です。(復元された石垣)

 

三の門料金所横石垣

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大きい石はいったい何㎏あるのか?

石垣に付いている木札にはこの石垣の説明が書いてありました。

「廃城後にここにあった石垣は道路工事に使用されてしまいました、昭和59年に当時よりも大きい石を使用し復元しました。」と。(なぜ同じ大きさで復元しないの?)

 

南丸跡

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南丸の石垣はよく見ると垂直に積まれています。

南丸は二の門の上を渡って二の丸につながり、三の門から二の門前の守りを固めています。

 

黒門橋

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当時の黒門橋は別名 " 算盤橋 " とも呼ばれ、橋にはそろばんのように車が取り付けられ、敵が侵入した際には簡単に橋を取り外せるようになっていたそうです。

 

本丸虎口

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本丸入口にある虎口です、この高石垣は角度、高さともに立派で

まさに「最後の砦」的な感じです。落城させまいとする作り手の気迫が

伝わって来る感じです。

 

本丸跡

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現在本丸跡には " 懐古神社 " があります。

ここには荒神(火の神)、天神(学問の神)、牧野氏歴代藩主が祀られています。

 

高石垣

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天守台付近に広がる高石垣郡です、野面積みの石垣が素晴らしい!

見た感じかなり古い物に見えるので、もしかしたら往時の石垣なのか?

 

天守台石垣

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よく見てみると隅石の部分が " 算木積み " になっています。

野面積みに算木積みを見てとれるとは、来てよかったと思う瞬間です。

 

天守台石垣 2

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ここ小諸城は石垣の上部に安全柵等はありません。(2010年当時)

あくまでも個人的な意見ですが、お城に安全柵はいりません。

 

天守台石垣 3

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石垣がやや「はらんで」います、長い年月と土圧によりそうなっているのでしょうか?

でも算木積みの稜線はしっかりとしている感じです。

 

焼き石による石垣

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三の門から動物園に向かう途中にある石垣ですが、看板に書いてあるとおり。

浅間山の噴火の際、噴出した自然石を使用しています。(溶岩?)

これは珍しい石を使用したとても貴重な石垣だと思いました。

 

空堀

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ここ小諸城は、丘陵地が浸食を受けて深い谷をあちこちに形成しており、この深い谷を堀として利用しているため、写真のように巨大な空堀が城の周囲に巡らされています。

 

ご当地ゆるキャラ

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まさかと思い調べてみたら…。 い、いました。

「こもろん」頑張ってもらいたいものです。

 

 

 スタンプ押印

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スタンプ設置場所: 懐古園事務所

スタンプの状態:普通 " 縁がやや滲んでいるのと中央辺りに空白部分が…。

 

小諸城

見所ポイント:大手門三の門天守各石垣群空堀、動物園、等

駐車場:懐古園第一駐車場(有料)小諸大手門駐車場(有料

総評:苔むした野面積石垣で積まれた天守台周辺の景色は、島崎藤村の詩

「小諸なる古城のほとり」と詠まれた古城のイメージにぴったりである。

と、手元の資料に書いてあります。

まさにそのとおりで、苔むした自然石による石垣群をながめていると時間の経つのを忘れてしまいます。

まるでゆっくりと時が流れているかのような錯覚に陥ります。

そして大自然が作り出した深い谷を利用した巨大な空堀も圧巻の一言に尽きます。

再びここを訪れ、ゆっくりと石垣群を堪能したいと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上田城 日本百名城17城目!(1周目)

 

上田城

別名: 尼ヶ淵城(あまがふち)伊勢崎城、真田城、

所在地: 〒386-0026 長野県上田市二の丸

城地種類:平城

築城年代: 天正11年 (1583)

築城者: 真田昌幸

文化財史跡区分:国指定史跡、長野県宝(南櫓、北櫓、西櫓)

上田城登城!百名城No.27  2010.11.20

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週末2日間で長野県のお城5城制覇の旅2城目はここ上田城へ。

 

西櫓

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西櫓の下の石垣をよく見てみると上下での違いに気が付く。

何らかの理由で積みなおしたものと思われます。

 

南櫓

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こちらは南櫓下の石垣ですが、今まで見てきた各地の石垣と違いとても

ユニークな積み方(色、形、大きさ、石質、等)近年に土建屋さんが積んだのか?

 

南櫓(2)

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下段の石垣だけではなく、中断の石垣も実に面白い。

真ん中に富士山型の石垣がない部分があります、説明看板によると

「中央部の断崖露出部分は、崖が張り出しており石垣が無かった部分であることから

原型に基づきモルタルで修復しました。」と書いてあります。

 

けやき並木(二の丸堀)

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ケヤキ並木遊歩道はかつての上田城二の丸の堀跡です。約646間(1163m)の堀が二の丸をかぎの手状に囲み、上田城の守りに役立っていました。

と、" 信州上田観光ガイド " のHPに書いてありました。

 

二の丸堀

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昭和3年には上田温電北東線が開通し、電車が走っていました。現在は遊歩道として使用され、秋の上田城けやき並木紅葉まつりには紅葉が上田城を色鮮やかに彩ります。

と、これまた " 信州上田観光ガイド " のHPに書いてありました。

 

東虎口櫓門

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平成6年(1994)には東虎口櫓門が復元されました。

両脇の南櫓と北櫓は明治年間に上田遊郭に払い下げられていたものを

昭和18年(1943)から昭和24年(1949)にかけて再移築したものです。

 

東虎口櫓門(2)

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大河ドラマ真田丸」放送の約5年前の当時でも、ここ上田城

すごい人気でとても混雑していました。

 

真田石

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城内で一番大きい大石(長径3m)。真田信之の松代移封のとき持ち去ろうとしたが

不動であったとの伝説をもつ。

この真田石を初めとして、上田城の石垣の石材の大部分は市街地北方の

太郎山産の緑色凝灰岩を使用しているみたいです。

 

本丸濠

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内濠の様子、本丸側と二の丸側の土塁は共に急斜面なので滑ったら落ちます

 

櫓からの眺望

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この現在駐車場になっている場所、上田城南側の崖下にはかつて千曲川の緩やかで深い分流があり、天然の堀となっていました。

この場所を「尼ヶ淵」と称したことから、上田城は別名「尼ヶ淵城」とも呼ばれていました。

 

スタンプ押印

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スタンプ設置場所上田城南櫓内、冬季は博物館

スタンプの状態: 状態は " " 縁の部分が不鮮明ではありますが綺麗に押せました。

 

ご当地B級グルメ

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長野県上田市を訪れたら、「絶対行くっ」と決めていたお蕎麦屋さんがありました。

そこは、食通としても有名だった文豪の池波正太郎さんも 通ったといわれる

とても有名なおそば屋さん「刀屋」さんです。 注(日曜休み

これぞ手打ち、と思わせるそばのコシと食感、そしてボリュームが特徴の

満足度100%の美味しいお蕎麦です。ここで食べました↓

 https://tabelog.com/nagano/A2004/A200401/20000113/

上田城

見所ポイント:北櫓、南櫓、西櫓、東虎口櫓門、けやき並木、真田石、真田井戸、等。

駐車場:櫓前の上田城跡駐車場(100台位)一時間まで無料

総評:ここ上田城はみなさんご存じのとおり、真田昌幸によって築城されました。

第一次・第二次上田合戦で徳川軍を二度にわたり撃退した難攻不落の城として

知られています。

往時、千曲川の分流の尼ヶ淵から望んだ南櫓と西櫓の姿はさぞかし素晴らしかったんだろうなと思いました。(現在駐車場になっているのが口惜しい)

現在残っている遺構は、そのほとんどが仙石氏の時代の物ですが、

東虎口櫓門や3基の櫓等、見所が沢山あります。

残りの櫓4基や武者だまり等、今後の復元整備に期待します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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